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【vol.2 曲目紹介⑤】フルート、オーボエ、クラリネットとピアノのためのソナタ Op.47

皆様こんにちは!『irodori ensemble』のnoteをご覧頂きありがとうございます♪♪♪

【vol.2 曲目紹介】シリーズでは、12/19に八丁堀駅近くのSHINKA HALLで開催されます「irodori ensemble vol.2 室内楽コンサート in東京」で演奏する曲目の紹介をさせていただきます!こちらで興味を持っていただいた方は是非会場でお聴きいただけますと嬉しいですヾ(*´∀`*)ノ

5曲目は、ミヨー作曲「フルート、オーボエ、クラリネットとピアノのためのソナタ Op.47」です!

本作品を作曲したダリウス・ミヨー(Darius milhaud)(1892-1974)はフランスの作曲家で、ピアニストや指揮者としても活躍している人物です。プーランクやオネゲルといった20世紀前半に活躍した作曲家集団「フランス6人組」の1人でもありました☆*°


ここまで紹介してきた作曲家たち同様作曲意欲が大変旺盛な人物で、交響曲や協奏曲、バレエ、歌劇に室内楽曲、さらには映画音楽まで幅広く作曲しており、木管五重奏曲「ルネ王の暖炉」をはじめとした現代まで演奏されている管楽器の室内楽作品も多数のこしています!ありがたやありがたや…(>人<;)


実はバッハの作品をきっかけに複調性、多調性についての研究に取り組むようになったそうで、それが彼独自の和声感を作り出す重要な鍵となっていますꄗ*゚
その研究がふんだんに込められた本作品は4つの楽章で構成されたソナタで、彼がブラジルに滞在していた26歳の時に作曲されました。当時彼はブラジルに滞在していた際に耳にしたブラジル⺠謡特有のシンコペーションのリズムが大変お気に入りで、この時期の彼の作品の中には同様のリズムが多数使用されています(ง ´ω`)ว ~♪


楽章ごとに題名が付けられていて、それぞれ1楽章のTranquilleは「静かに、平穏に」2楽章のJoyeuxは「陽気、楽しげ」3楽章のEmportéは「怒り、突き動かす」4楽章のDouloureuxは「痛み、苦しみ」という意味が込められています。まさにその通りだな…と言わざるを得ないほどにそのまま言葉のイメージ通りのものが曲としてとんできます。・*・:≡( ε:)
11/20の愛知公演の際3楽章の途中で小さなお子様が泣き出してしまったのですが、そりゃあれだけの怒号浴びせられたらなぁ…と思ってしまうほどこの曲はダイレクトに感情がむき出しにされます:(ˊ◦ω◦ˋ):

奏者である私達でさえ最初に楽譜を見た時にあまりにも広大なミヨーの世界観に唖然としてしまいました…恐らくこの楽曲が本公演でもっとも皆様が驚かれることになるでしょう。皆様がこの楽曲に対してどのように感じられたか、是非公演後こっそり教えてください|´-`)チラッ



いかがでしたでしょうか?実は筆者はこの曲の感情むき出しで殴りかかってくるようなところが最高にかっこいいなと感じております( ˇωˇ )
残すところ後1曲!是非ご興味を持っていただけましたら以下からお申し込みいただけますととても嬉しいです٩(ˊᗜˋ*)و

お申し込みは以下URLから↓↓↓


次回はサン=サーンス作曲の「デンマークとロシア民謡によるカプリス」を紹介致します!
ではでは´ω`)ノ

irodori ensemble

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