終わりよければすべてよし
※ ふたつの絵はAI「お絵描きばりぐっとくん」に描いてもらった絵です。
二つ目の絵は私の本名を書いて、ほんとうの姿を描いてくださいと送信してできあがった絵です。私は恋愛対象が女性の男性ですが、なぜか、星谷光洋でも本名でも女性のような姿で描かれるので不思議だなと思っています。
ここ最近のうれしい出来事
といえば、ドラマ、「相棒」の亀山さんと美和子さんの復活です。楽しみで久しぶりにわくわくしました。
相棒の監督といえば「和泉聖治」監督ですが、2016年から卒業されたそうで、今回の相棒シーズン21での脚本もネットではいろいろといわれていますが、私は亀山さんと美和子さんの復活してくれただけでうれしいです。初期の役者のみなさまもほとんどいないので、シーズン7とはずいぶんちがって当然です。
世界は「陰陽」で成り立っています。
昼と夜、女性と男性、太陽と月。
人はそれぞれ好みがありますが、私が好きな映画やドラマ、物語は、陰陽のある起承転結のあるものです。もちろん、転起承転結みたいな変則も好きです。
「相棒」では、亀山さんが「陽」、右京さんが「陰」の役割を果たしていたので奇想天外な化学反応が起きて、おもしろいドラマになっていたのだと思います。亀山さん以降は明確な陰陽になってはいなかったと思います。
もうひとつは「うる星やつら」のリニューアルです。
もうわくわくどきどきです。
うる星やつらはリアルタイムではなくて、テレビの放映終了してからしばらくした後、レンタルショップでなんとなく映画版をみて感動して、テレビ版とコミックスを全巻読破しました。
ラムちゃんは宇宙人の設定ですが、たしかにいろいろな意味で地球には存在しないキャラクターだと思います。理想の存在です。
うる星やつらの最初の主人公はあたるだったと後に読みましたが、いつのまにかラムちゃんが主人公になっていました。
コミックスでも映画版でも「完結編」には感涙しました。
ラムちゃんは好きだとあたるに言ってほしい。
あたるはあの状況では、好きだと言ってもほんとうかどうかがわからないから意地をはって好きだと言えない。そして……。というエンディングです。ネタバレはしません。
私の「君が好きだから」は「完結編」をDVDで観て浮かんだ歌です。最初は一番の歌詞だけで、しばらくして二番の詞も書いて完成しました。
私は伝えたい気持ちは明確に言葉にして伝えるべきだと思っています。
日本人は口にださずに目で伝える、という以心伝心で伝える風情さがとても心地よいものですが、ときどきドラマやテレビでもなにがなんだかわからない終わり方があるのが不満です。私は形にして、言葉にして伝える努力を続けて、わかりあう努力がとても大事だと思っています。
人生もドラマ、映画、物語も、はじまりと終わりがとても重要だと思っています。
漫才やコントでいえば、最初から途中までおもしろいネタでも、最後が肩透かしだとおもしろさが半減してしまいます。
最初とは、出版社の編集さんたちが語っていますように、「タイトル」が肝心要です。
映画やドラマもタイトルが大事です。私たち人間のタイトルは私たちの氏名です。私自身を生き抜くことが人生でしょう。
若い頃から中年にかけて活躍していた芸能人、アーチスト、企業人でも、晩年、天に召される最後の時が孤独なものだと、やはり寂しいものだと思います。
マラソンでたとえれば、走りきってゴールで命が尽きるよりも、走っている途中で息絶えたほうが有終の美といえるのかもしれません。
イエスキリストも釈尊も肉体があるゆえに寿命があります。
手塚治虫さんも、たいとうたかおさんも連載が続いているなかで天寿を全うされました。
どんな生き方をしていても、この世にやり残したこと、為したいことができなかった悔しさ、未練は残るもの。だからこそ、「一期一会」。今日を自分らしく生きることが大切なのだと思います。まさに、終わりよければすべてよしです。
(了)
私のオリジナル曲「君が好きだから」