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○ 観相家、水野南北の節食開運法 ○

江戸時代、水野南北さんが、死相がでているといわれ、出家をお寺に願いでると、僧侶は1年間、麦と大豆だけ食べて暮らすことができたら、出家を受け入れようと話します。

水野南北さんが実行すると、死相は消え、運気もよくなっていました。その後、伊勢神宮に参拝し、食によって幸運が到来すると確信します。

水野南北曰く。

一、 食事の量が少なく、粗食な者は、人相が不吉な相であっても、人並みに恵まれた人生を送り、早死にせず、特に晩年は吉となる。

二、 過度に食事、大食、暴飲暴食、美食ばかりしている者は、人相が吉相でも不運となる。手がしびれたり、生涯心労が絶えず、落ちぶれて、晩年は凶となる。

三、怠け者でずるく、酒肉を楽しんで精進しない者は成功しない。

成功しようと思うならば、自分の生業に励み、毎日の食事を粗食にし、大願成就まで美食を慎み、自分の仕事を楽しみに変えるように努めれば、自然に成功するだろう。

ちなみに、常典御饌(じょうてんみけ・伊勢神宮の神饌、お供えもの)は、御飯、御塩、御水、魚(鰹節と鯛、但し、夏は干し魚やスルメ)、海草(昆布、荒布、ひじき等)野菜、果物、清酒です。

よき食材を使用されているとは思いますが、贅沢なものとは思えません。

斎藤工さん、藤原竜也さん、福山雅治さん、タモリさん、ビートたけしさんは1日1食だそうで、福山さんは、「毎日キノコ類を中心に、納豆卵を食べ、豆類、サツマイモなどを食べるようにしている」とのことです。

徳川家康さんも、「贅沢は月に2〜3度で十分」と言い、麦飯と豆味噌中心の一汁一菜か二菜の食事をしていたそうです。

成功して、暴飲暴食、美食を求めるようになった人たちは、運気を落として、いつのまにか表舞台から降りていくのかもしれません。

小食、粗食が延命、運気の底上げになるのは、ほんとうかもしれません。

              (了)

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