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グローバル視点での日本サブカル


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【はじめに】
 今回の内容は複数のブログ投稿用記事を統合編集したものになります。
 単一記事とするために微々と改訂編集した箇所もありますが、基本的には『原文ママ』にて収録しています。
 なので、記載情報の類は執筆時点(2023年10月)のものであり、月日経過で適応しなくなってくる場合もありますが、この辺りまで修正してはキリが無いので〝そのまま〟投稿とします。
 以上の点を御了承下さい。
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 いわゆる〈ブログ〉では日本人比率が多いのですが〈Facebook〉〈インスタグラム〉〈pixiv〉等では外人利用者も同等比率にいます。
 まぁ、私は英語出来ませんが、それでも〝趣味嗜好投稿〟というものは画像だけでも共感は生じますから、それを糸口にフォロー&フォロバも生じますし、場合によっては(まだまだ少数ながらも)コメント交流の仲に発展したり……。
 で、以前も書いたかもしれませんが、外人さんが私の投稿を意識してくれるキッカケは主に『凰太郎戦隊』ですね。
 うん『闇暦』『FSF』とかではなく。
 それを皮切りに〈凰太郎ヒーローWORLD〉全般を注目してくれるようになり……後は『モンスターイラスト系』かな?
 メインと据えたチョイスが幸いしたんでしょうね。
 彼等にしてみれば『パワーレンジャー』も『クラシックモンスター』も、幼少期から刷り込まれた〝根〟ですから。
 これが『ウルトラ』とか『日本妖怪』の方にウェイト高かったら、おそらくここまで〝嗜好共感の壁〟を越える事は無かったかもしれません。

 で、まぁ、今回は、そんな『外人さんとパワーレンジャー』の話から。
 まぁ、あくまでも私の独断と偏見による分析論なので、全然的外れもあるかもしれませんが、その際には御勘弁w

 タイムラインを見ているだけでも相当ファン層が多いですね……『パワーレンジャー』は。
 とりわけ初代──つまり『スーパー戦隊』に於ける第18作目『恐竜戦隊ジュウレンジャー』は。
 他にも『仮面ライダー(平成多し)』『ウルトラ』『ゴジラ』なんかもあるにはありますが、やはり比率的には圧倒的に『パワーレンジャー』が乱舞している。
 しかも、ハリウッド映画でハイクオリティーにリメイクされたにも関わらず、彼等が傾倒しているのは『テレビ版初代』です。
 これはつまり、それほど〝幼少期の原体験として外せない宝物と化している懐古愛〟という事ですかね。
 早い話、私達が『秘密戦隊ゴレンジャー』へ注ぐ想いと何等変わるものではない。

 ある時期、数日間〈ドラゴンレンジャー:ジュウレンジャーの追加戦士〉関連の投稿がタイムラインにて鬼のように増えたのですよ……もちろん『パワーレンジャー版:海外演者版』ですけど。
 しかも〈Facebook〉のみならず〈インスタグラム〉でも同期的に。
 で「どゆ事? アメリカでは〈ドラゴンレンジャー〉の記念日でもあるの?」とか謎に思っていた。
 そうした中で、コメント交遊の外人さんに訊いて納得──その〈ドラゴンレンジャー〉の俳優さんが亡くなられて、当時〝パワーレンジャーに夢を乗せていたチビッコ〟だった人達が哀悼に嘆いていたそうです。
 海外ではチト日本とは作品形態が異なり、初期の『パワーレンジャー』数作品は世界観設定が繋がっている連作との事(御存知だと思いますが、日本の『スーパー戦隊』は新作毎に設定&世界観が新規されています)。
 で、とりわけ、この〈海外版ドラゴンレンジャー(の変身者)〉は新シリーズでも連投主演していて、毎作〈強化戦士:最強戦士〉に該当するキャラクターを受け持ってきたとの事。
 早い話が〈マストヒーロー:パワーレンジャーに於ける真の主役格〉だったようです。
 説明してくれた外人さんによると「日本人の感覚で言えば〝宮内洋〟が亡くなったのと同じぐらいのショック」だそうで……すごく納得。
 つまり、それだけ『パワーレンジャー』というのは、外人さんにとって心底から染み付いた懐古的宝物と認知されているワケです(ついでに言えば、それだけ〝当時のパワーレンジャーキッズ〟が大人になるほどにアチラの文化と根を広げた……という事でもある)。
 この件に於いては、私も彼等の投稿に何件か『悲しいね/大切だね』のリアクションアイコンを送りました……『子供の頃にヒーローへと憧れた純心』に国境なんてありませんからね。
 気持ちは分かる……つもり。

 また、そうした層には『パワーレンジャー/ジュウレンジャー』から遡って本家『スーパー戦隊』を知っていき、同等にリスペクトを抱いている人達もいます。
 つまり『秘密戦隊ゴレンジャー』とか『光戦隊マスクマン』とか……私達日本人にしてみれば懐古対象ですが、彼等にしてみれば〝原体験どころか認知すらしていなかった未見ヒーロー〟なのに。
 こうした事象を見ると、つくづく「スーパーヒーロー愛に国境は無い」と思えますし、同時にシリーズ発祥国としては嬉しくもあり誇らしくもあり有難くもあり……。

 彼等にしてみても『パワーレンジャー』は〝幼少期に体験した子供向け作品:幼少期の思い入れ〟というのは重々承知で、ともすれば現在の〝大人視点〟では到底チープな出来というのも認識している……はずなのですが、諸々のファン投稿から窺えるのは、それを承知の上で『バットマン』等と同レベルに〝立派にエンターテイメント作品像のひとつ〟と見做して扱っている傾向ですね(ちなみに『パワーレンジャー』はアメコミにて『バットマン』と共演しています……ええ、あのアメコミヒーロー大御所『バットマン』と対等に!)。
 この辺、日本人は見習った方がいい。
 もっと自国の文化に〝誇り〟を抱くべき。
 日本人自体が軽視に据えているよりも遥かに『戦隊』は日本発祥の〝立派なエンターテイメント〟です。
 これだけ無国籍な魅力に富んだ作品フォーマットは、あまり類を見ません(だからこそ海外浸透も早かったのでしょうし)。
 というか、これは当時の『マジンガーZ』『ゲッターロボ』とかの『ダイナックロボット作品』が海外進出勝算と見積もった要素でもあるのですが、日本産ヒーローは無国籍的キャラクター性質が色濃いのです。
 だから、世界各国にて様々な『(日本人自体が『子供向け』と色眼鏡蔑笑している)スーパーヒーロー作品』が予想外のスマッシュヒット&現地浸透を果たしている。
 例えばマジンガーシリーズ第三作目『UFOロボ グレンダイザー』が『ゴルドラック』のタイトルにてフランスで放映されるや国民的人気に市民権を得て毎週高視聴率キープ……しまいには瞬間視聴率100%というトンデモ偉業を成し遂げたのは最早伝説……最終回に至っては放映終了直後から「ゴルドラックを終わらせないで!」とラブコール殺到でテレビ局の電話がパンク……急遽、翌週から再放送を決定──。
 ブラジルでは日本で奮わなかったメタルヒーロー『巨獣特捜ジャスピオン』が国民的人気に支持され、現地制作のアニバーサリ劇場映画が製作されたとか(※事前情報のみで顛末は知りません)。
 韓国では『超電磁マシーン ボルテスⅤ』が、やはり同様の懐古的熱狂から近年にて東映と共同した実写版を製作──その圧倒的クオリティーはハリウッドにも引けを取らず驚嘆しました(殊に肝となる〈ボルテスⅤ〉のCG再現度のスゴイ事)。
 ハワイでは『人造人間キカイダー』及び『キカイダー01』が国民的支持を受け『キカイダーの日/キカイダー兄弟の日』という祭日が定められたそうな(※真偽未確認情報)。
 そうかと思えばタイでは『ウルトラマンシリーズ』が、やはり国民的人気に市民権を得て……までは、いいけど『タイ向けオリジナルウルトラマン』を無許可製作に増産したもんだから〈円谷プロ〉と版権問題で国際裁判を長年に渡り揉めた(比較的近年、円谷プロの勝訴に決着)。
 また『ヒーロー作品』ではないものの中国では東映魔女っ子作品『花の子ルンルン』が当時から根強い人気に在り、近々放映開始へ向けて東映との日中共同製作となる新作続編に着手しているとの事。
 だいたい世界を席巻している『トランスフォーマー』は、日本の児童向けロボット玩具『ミクロマン』『ダイアクロン』を混合して再構築した作品です。
 このように国際的背景から鑑みれば、日本人が軽視している『日本産スーパーヒーロー』は信じられないぐらいの支持率に預かっています。
 うん、当の日本人だけが「こんなのはしょせんw」と軽視蔑笑している。
 何? 斜に構えた方がカッコイイとか、まだそんな勘違い価値観に在るの?www
 そもそも〈スーパーヒーロー〉が見据えるべき本懐は『子供視点:童心の憧れ』です(作風の出来や方向性はともかくとしても)。
 それを『ニチアサ』だと「しょせん子供向けじゃんw」とか蔑笑しておいて〈ハリウッド系変身ヒーロー〉だと一転に「私『ヒーローもの』大好きなんだよね♪」となる御都合ミーハー熱を、オイラは〈ファン〉とは認識しませんw
 原典『仮面ライダー』も庵野監督の『シン仮面ライダー』も根本面は一緒じゃ!
 断じて〝選民的高尚娯楽〟でも〝大人趣味〟でもないわ!

 と、軽く積年の鬱積を吐いたところで、話題を軌道修正しますが……まぁ〈日本産スーパーヒーロー〉は、それぐらいの浸透力&爆発力を秘めている魅力的キャラクターなワケで、とりわけ『パワーレンジャー』は、その代表格にして象徴的存在と呼べるキャラクターなんでしょうな。
 これには国際的先導国である〈アメリカ〉で市民権を得たのは大きいと思いますけど。
 ともあれ彼等にしてみれば、我々とまったく同じ〝価値観〟にあるワケです。

 さて、オイラは〝誰〟に〝どれだけ〟の〝何か〟を与えられるのかねぇ?
 そんな想いは常々矜持と抱きつつ『ヒーロー創作』をしているのですよ、実はw
 うん、単に「僕の考えたヒーローだ!」と吐き出しているのではなく。
 もちろん〝それ〟は大前提にして根源だけど、同時に「既存作品と同感覚で誰かしらガチ熱を抱いてくれたらいいな」と。
 とりわけ、やはり〝子供〟にはねぇ……夢と憧れを与えられるだけのキャラクターを生み出したいねぇ……「人目に触れもしないアマ創作風情が何を大言吐いてんだ!」とか笑われるかもだけどw
 だって〝それ〟が〈スーパーヒーロー〉の本懐であり存在意義ですからね。
 これはね、ウェブ創作を始めた当初からずっと言い続けているのですよ。

 そんなこんなで、これからも〈凰太郎ヒーローWORLD〉を拡張していきますので、応援ヨロシク御願いしますw
 尊敬の念にて目指せ! パワーレンジャーフィーバー!
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 さて、ここからは延長的な内容。
 まぁ、あくまでも〝私の個人的感想〟ですけれどw


 前述したように『パワーレンジャー』は絶大な浸透力に懐古的人気を帯びているワケですが、一方で『日本のアニメ/ジャパニメーション』も人気は高い。
 多くは私達に馴染み深い作品が、やはり根強い人気にあります……が、タイムラインで投稿を見るに、微々と日本人とは異なる嗜好差も窺えて面白いのですよ。

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