vs,SJK:vs,フラモン Round.2
屋上にて数時間経過──。
鉄柵越しから眺める情景は、すっかり夕焼け空に染まっていた。
フラモンは飽きずに、すってんころりんを続けている。
「で、どうしますの? このまま籠城していては埒もありませんわよ? それに一般生徒達の恐怖とストレスは計り知れませんし」
「ラムス、食べちゃえば?」
サラリと提案したら、恨めしそうな視線が返ってきた。
「私を〝大食い女王〟みたいに言わないで頂けます? そもそも、あれだけの鉄塊を何故食べなければいけませんの。美味しくもなければ栄養価も無