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4月15日という日

この日は一生忘れないだろう。

2年前の今日。ファンクラブメールが届いた。渋谷すばるが関ジャニ∞を脱退しジャニーズ事務所を退所すると。

彼らがデビューする前、Jr.のころから大好きで、当時中学生だった私は毎月雑誌を読み漁り、テレビを見て、わくわくドキドキしていた。そのままずっと彼らの沼にはまり、大人になってからもコンサートに行っていた。

渋谷すばるという人は、ファンからもその存在感とオーラ、そして何より歌声に救われている人が多かったように感じている。一般受けする歌い方ではないが、“魂の叫び”という言葉がぴったりな、決して上手に歌おうとか、きれいに歌おうとか思わず、何かこの歌声から伝えたい、届けたいという思いがビシビシと伝わってくるような歌声。彼の歌声は心臓に響く!そんな存在で、なくてはならないグループの核とも言うべき人だった。

彼が脱退を決意した時期は、私はもう大丈夫だろうと思っていた時期だったから何より信じられなくて驚いた。

というのも、脱退する数年前の彼はファンも心配になる時期があったのだ。Jrとバンド活動をしていた時期は正直ハラハラしたこともあった。けれど、それからどんどん人気が出てきてテレビにもたくさん出るようになって、DVD特典でも、「ここまで来たら70、80なってもやってると思う」と提言していたから。

メンバーといるときの彼は顔をくしゃくしゃにして笑うし、友達はメンバーだけと言うし、メンバーへの愛に満ち溢れていた。

だから、信じられなかった。本当に直前まで、週刊誌にこんなん書かれてたで~とメンバー同士、笑いに変えて私たちにまた話してくれると思ってた。

メンバーの会見。涙をこらえている人、目を真っ赤にしている人、ふてくされている人、さわやかに送り出そうとしている人、それぞれだったけど、みんな彼が好きで、彼もみんなが好きなのは伝わってきた。どうしてなんで?がぐるぐるしているうちに会見は終了し、その気持ちのまま今現在に至る。

それぞれがそれぞれの道を歩みだし、応援しているが、私はあのころの7人で力いっぱい、体中を使って歌っていたバンド曲が大好きだった。

あの頃に戻りたい。もう一度7人のパフォーマンスが見たい。

そんなことを思う、2020年4月15日。


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