法務の技法_第2版_

大手事務所巡り #2

2019/10/23の報告
【太田洋弁護士(西村あさひ法律事務所)】

 この日は、3か月に亘る「西村あさひ法律事務所」セッション(計3回)の2回目です。
「株主提案に対する実務対応」とのテーマで、株主総会に精通されている太田洋弁護士にご講義いただきました。
同時中継を通して大阪からも受講者が参加しました。

1.ケーススタディ
 前半は、3つの事例を通じて、主に株主提案への対応についてお話しいただきました。
 どの事例も、アクティビストや個人攻撃を主たる目的とする株主から想定される悩ましい提案ばかりです。
 受講者との質疑応答形式で進みましたが、圧倒的なご経験に基づく太田先生の解説はいずれも大変説得力のあるものでした。
 個人的には、特に議決権行使助言会社への反論レターの位置づけや活用方法についてのご説明が印象深く、普段から適切な施策を講じておくことの必要性を認識させられました。
 株主総会運営業務に悩みを持つ受講者の質問に対しても、条文、判例、ご自身の経験をもとにご回答頂き、疑問を解消できた受講者も多かったと思います。

2.会社法改正解説
 後半は、改正会社法下での株主提案権の概要と実務上の留意点についてご解説いただきました。
 株主提案権については、提案数や提案内容の制限の面でいくつか重要な改正がなされています。
 いまだ改正法における実務対応に不安が残る中、第一線でご活躍される太田先生から信頼のできる解説をいただける貴重な機会となりました。

 その後、東京会場では懇親会を行っていただきました。
 太田先生を囲んで、若手時代の総会対応におけるリアルなエピソードやご苦労をお伺いし、楽しい時間を過ごさせていただきました。

 貴重な機会をご提供いただき、太田先生と西村あさひ法律事務所様、本当にありがとうございました。

※ JILAの研究会(芦原ゼミ)では、今年も、「大手事務所巡り」の特別研修を行っています(2年目)。これは、私から、JILAのプラチナ会員である4つの大手法律事務所に、順番に、3か月間、趣向を凝らした研修をお願いし、実現しました。
 詳細な内容は紹介できませんが、感想をお伝えします。
 このシリーズは、不定期となります。

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東洋経済「依頼したい弁護士25人」。司法試験考査委員(労働法)。弁護士法人キャストグローバルのパートナー。日米の弁護士、証券アナリスト。約20年の社内弁護士(日米欧企業)経験。会社経営、リスクマネジメント、労働法、保険法。ashihara@castglobal-law.com