松下幸之助と『経営の技法』#314
12/25 時に従う
~刻々と移り変わる時に従って考える。守ることに終始すると、時代に遅れてしまう。~
これは幕末の話でありますが、維新の志士の1人である坂本龍馬は、よく西郷隆盛と話しあったものでした。ところがこの坂本龍馬の意見は会うたびに変わっていました。そのために、話しをしていても、西郷隆盛が彼から受ける感じは毎回違うのです。そこである日、西郷さんが、「あなたはおととい会うた時と、今日の話とはまた違うではないか。そんなことではあなたの言葉は信用できない。天下の士とし