鉄緑会に通っていた

中、高と鉄緑会に通っていた。
東大受験専門塾を謳っており、実際通っている人はかなりレベルが高く、半分くらい(かもうちょい)は東大か医学部に行くという塾。
ここに中一から行ってた。

なんか中一からここに通ってたっていうとすごい大変そうに聞こえると思うんだけど、実際はその逆。たぶん東大を目指す上で一番楽なルートだったと思う。

鉄緑会のメリットはいくつかの点に分けられると思っていて、
1...講師がほぼ東大生か東大出身だから東大受験に詳しい
2...先生がみんな頭良いから質問しやすい
3...周りが頭良いからついていくだけでいつの間にかすごいレベルになる
4...周りもみんな東大目指すからモチベーションが続きやすい
5...何をやるべきかということをたぶん比較的考えなくて良い
6...教材の質がガチで高い。これはほんとにガチ。

思いついた限りだとこんなもん。たぶんもっと他にもある。
人によって鉄緑会の何がありがたいかは変わってくると思うんだけど、俺は3と5がデカかった。
前回のブログで俺が目的と手段を履き違える人間だってことを話したけど、まさにそんな人間に刺さる。毎週の宿題をこなすことや校内模試で良い成績を取ることって本来東大に受かるための手段..というかプロセスでしかないはずなんだけど、それが目的化する。だから怠惰でもなんとか続く。気付いたら実力ついてるやんけって感じ。

このnote何が言いたいんだ、って感じになってきたな。まあただの回顧録だからそんな強い主張はないんだけど、もし今鉄緑会に通っていてやめてぇなぁって思ってる人がこのnoteを読んでいるならもう少し付き合ってくれ。

結論から入ると俺が言いたいのはやめんなってことなんだけど、別に全ての人に言いたいわけじゃない。

そもそも東大に興味がないとか、勉強以外で生きていくって決めたとか、頑張っているけどどうしてもきついとかそういった人は全然やめても良いと思う。やりたいことや自分の心や体を大切にした方が絶対良い。

でも、「やれば割と勉強はできるし、東大にはまあ行きたいかな?
でも大学受験とか数年後だから今は遊びたいし、宿題やるのかったるいし..」的な考えで辞めようとしているなら、続けた方が良いんじゃないかなって思う。俺がかつてそうだったから。

中二くらいのときに、同じく鉄緑会に通ってた友達に鉄緑だるいなぁ的なことを話したら、「でも通っていれば東大行けるんだから通ってた方がよくね?」って言われた。確かにそうかなって思ってその時は結局辞めなかったんだけど、今思えばこの発言はありがたかった。

もう気付いたと思うけど、このnoteはその時友人に言われたことをそのまま言ってるだけ。でもこれを見て辞めるのを踏みとどまって、数年後東大に受かるやつが出てきたら...ちょっとだけうれしい。



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