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「スマホ断捨離」は可能なのか? - ミニマリスト携帯 punkt. MP02 という選択肢について -

みなさん、断捨離してますか?

apple大好き。プログラミング勉強中の1610と申します。

2020年1月をもってスマホ(iPhone)を断捨離してガラケーにします。

代わりに購入した「ミニマリスト携帯」が、Punkt. MP02 です。

ここではぼくが「スマホ断捨離」するに至った経緯と、その中で出会ったスイスの「ミニマリスト携帯」 Punkt. MP02 の基本的な特徴についてお話しします( Punkt. MP02 を実際につかってみた感想などは後日)。


 Q. なぜスマホを断捨離するのか?


第一に、「スマホの害のない生活」を試してみたかったから。いわゆるデジタルデトックスです。

一般的に言われるスマホの害は次のとおり。

① 脳と心への悪影響 :マルチタスクによる脳機能の低下、SNSのつながり疲れ、通知が気になって集中力低下など。この害については2010年翻訳のネットバカという本ですでに書かれ、現在でも広く知られる通りです。

② 時間とお金の浪費:思いついた疑問をついその場でググってしまったり(そしてその場で忘れてしまう)、知りたいことを調べるつもりが、広告や関連結果に釣られて寄り道し、余計なものを衝動的買いしてしまったり。

もちろん「スマホの害がない=スマホの便利もない」でもありますが、スマホのない暮らしのいいわるいはともかく、試して発信する価値があると感じました。

第二に、スマホは「機能過剰」。例えばぼくはiPad(wifiモデル)を持っていますが、できることはiPhoneと基本的に同じです。iPhoneがほかのiOS端末と異なるほぼ唯一の違いは「電話機能」を持つこと。でも一方で、いちばん使わないのが電話機能だったりもしませんか?(ぼくの場合はそうです)。

そもそも、携帯電話に本来求めれていた機能って「携帯」と「電話」だけですよね。それがカメラの画質がどうやらCPUがどうやら、いつからか大袈裟なものに感じられるようになりました。

それはそれでひとつの進化の形なのでしょう。

でも、それらすべての機能を使いこなしているひとがどれだけいるでしょうか?

 「だからといって、スマホがない生活なんて考えられない」

そんな声もあるでしょう。

ぼく自身、時刻表やgoogleマップがさっと使えなければ困ります。

困りますが、でも考えたら数十年前はそれが当たり前だったんですよね。必要な情報は家で事前に調べたり、その場で尋ねたりして解決していた。

スマホは便利ですが「絶対になくてはならない」機能は限られていて、なおかつそれは「スマホでしかできない」ことではありません。

例:

調べ物 → 緊急性なければあとで、必要なことは事前に。

ゲーム → Switchでやる。

カメラ → デジカメでやる。

メモ → 手帳でやる。

ツイッター、フェイスブック、ライン → Mac、PC、タブレットでやる。


 ---とはいえ、捨てがたい機能もあります。

ぼくにとっては、カーナビ代わりのgoogleマップはマストアイテムです。

そこでしばらくは「緊急用にiPad mini ( wifi専用モデル ) をカバンに入れておく」こととします。後述のPunkt. MP02 はテザリングが使えますから。

ミニマリズムとしては半端かもしれませんが、意義はあります。機能が重複していたiOS端末群をタブレットに統一できるだけでも大きいし、テザリングなら心理的ハードルがあるので、端末を使うたびによく考える習慣が持てそうです。


ミニマリスト専用携帯、Punkt. MP02との出会い。


ここまでをまとめると、ぼくが理想とした携帯は次のとおりです。

 ・ 電話ができる

 ・ テザリングができる

 ・ それ以外はほぼできない

 ・ 見た目もかっこいい


「その辺のガラケーでよくない?」

...最初はそう思ったのですが、調べてみると丁度いいのが意外とない。技術があがりすぎて、ネット機能って今や標準。ネットに繋がらない国産ガラケーは探した限りでは見つからず。そもそも各社のガラケーは高齢者層にフォーカスされている感があり、デザインの時点であまり好きにはなれませんでした。


調べた結果、ようやくようたどり着いたのが...

ミニマリストのための携帯 Punkt. MP02です。

ボタンのついたいわゆるフィーチャーフォンですが、特徴はコンセプトとして「デジタルデトックスを目指す人のための携帯」として作られたこと。

だから見た目はこんな感じです。



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削ぎ落とされています。

意外とかっこいいと思うんですがどうでしょう? 電卓ぽいっちゃぽいですが。

デザイナーはJasper Morrison氏。無印の製品デザインも行っている、世界的に有名なプロダクトデザイナーだそうです(知らんけど)。

価格は4万4064円(税込)。日本語対応で、販売代理店は+ Style。

Punkt. MP02 ができること

電話 & SMS / カレンダー(みるだけ)/ メモ & TODOリスト / 電卓 / 時計機能

Punkt. MP02 ができないこと

SNS全般 / アプリのインストール / カメラ


……すばらしい。まさにぼくが探していたものです。


Punkt. MP02の気に入ったところ


・ 集中力を奪う機能がない。なおかつビジネスに最低限必要な機能はある。

・ UIがシンプル。黒白で統一された画面。左右キーを配した操作。

・ アイコンがなく文字だけで表現(逆に斬新)。

・ 外観がコンパクトかつ有機的。

とくに外観やサウンドから想像される「使用感」が決め手となりました。

見た目でいうと、Punkt. MP02は丸みを帯びたフォルムも相まってあたたかみがある気がします。ガラス張りのスマホはかっこいいけど冷たいんですよね。

そして自然や鳥をベースとした音。起動時にハトの声を出します。かわいい。


というわけでポチりました。期待と不安。

これを書いている2020年1月6日から三日ほどで届く予定。楽しみ。

とは言え、使う人を選びそうです。

日本語対応はしているようですが、スイス製です。トラブルの際は手間取るでしょうし、日本のキャリアとの相性も心配。実際、docomo以外だとうまく動作しないという報告があります。

それでもご興味があればこちらの商品ページをどうぞ。

追記:一週間ほど使ってみました。感想は↓のとおり。

Punkt. MP02で不足する機能をウォークマンで補足する方法もあります。



ちなみに:中間地点としてApple Watchも考えましたが……

Apple Watchって、iPhoneを家に置いたまま電話ができるの知ってましたか? そこで「スマートウォッチで電話をする」案も考えたのですが、断念しました。

理由はApple Watchやその他スマートウォッチは母艦としてスマホを必要とするからです。スマホを断捨離するために追加で時計を買うんじゃ本末転倒ですよね。

スマートウォッチ本体がSIM対応の商品もありますが評判は良くありません。

そもそもアプリや通知機能が使えるので、デジタルデトックスとして中途半端ですよね(「発信機器として使いにくい」という心理的ハードルはあるかもですが)。

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