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【月額1000円】Kindle Unlimitedで新年に読んでよかった本三冊


どうもキノコ大好き1610です。

今日は新年に読んでよかった本を3冊紹介します。

すべてKindle Unlimitedに入っていれば無料で読むことができます。

Amazonの電子書籍Kindle Unlimitedなら、月額980円で対象タイトルの中から好きな本を好きなだけ読むことができます。

「どうせ微妙な本しかないんでしょ?」

と思いきや、普通に「夢をかなえるゾウ」などの最近の人気優良書籍も対象になってるからびっくりです。

Kindle端末持っていなくても、アプリを使えばスマホ/PCで読むことができますよ。

順番に「これからの時代がわかる本」、「お金の使い方が変わる本」、「人は選ぶが最高に面白い小説」です(画像をクリックでAmazonのリンクに飛べます)。


時代がわかる本「ハートドリブン 目に見えないものを大切にする力 (幻冬舎単行本) 塩田元規 (著)」


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合理的に正解を出せる時代は終わった。
数字・計画・思考だけではなく、
感情・直感・感性を研ぎ澄ます。
初めて明かされる内側を進化させる具体的メソッド。
正解がない時代を生きるための教科書だ。 〜紹介帯より〜

アカツキという気鋭のベンチャー企業を創設された塩田さんが、アカツキ創業のストーリーを振り返りつつ、これからの時代で価値を持つものは何かについて教えてくれます。

せんえつながら、著者の塩田さんやアカツキという会社を存じませんでした。

アウトドア専門のアクティビティ予約プラットフォーム「SOTOASOBI(そとあそび)」や、横浜駅直通の複合型体験エンターテインメントビル「アソビル」を運営している。「うんこミュージアム」や宇宙をイメージした屋内キッズテーマパーク「PuChu!(プチュウ)」など人気コンテンツが続々誕生している。 〜本書より〜

・・・なんかすごそうな人ですね。

塩田さんは内面を見つめることが必要になると解きます。それは、これからの時代を生きていく上で鍵となるのは感情的な豊かさだからだそうです。

そして、日本にはそうした感情価値が力を持つ時代を生き抜くチャンスがあるととも。

これからの時代は、文化やアートといったものがより価値を持つ。歴史やストーリーが大切になるし、ハイコンテキスト(抽象的、概念的、非言語)な説明しづらいものへの理解が必要になる。(中略)シンプルでわかりやすく、リソースを投下することで価値が上がる、機能的価値の差別化で世界と渡り合うのは僕は正直、厳しいんじゃないかなと思っている。(中略)シンプルじゃなく、複雑で、独特で、ハイコンテキストなもの。思想、哲学、物語、文化など。そういうものを強みにしていけば、世界で羽ばたけるのではないだろうか。

「内面を見つめる」。ぼくらの誰しも蔑ろにしがちなことではないでしょうか。この物語の中で、塩田さんはリーダーとして何度も危機に直面しますが、その度に自己の内面を見つめることによって復活を遂げ、アカツキを売上高281億円・利益136億円の一大成功企業に育てあげたのです。

その姿を通し、2020年のスタートをきる上で、あらためて自分を見つめ直してみようと感じました。


お金の使い方が変わる本「幸せをお金で買う 5つの授業 (中経出版)  エリザベス・ダン (著)」


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この本も、専用のnote記事を書こうかと思うくらいよかったです。メンタリストDaiGoもおすすめの科学研究に基づいた幸福度を高めるお金の使い方に関する本。

ネタバレしちゃうとお金を使って幸福度を高める主な方法は次の5つ。

物よりも旅行やイベントなどの「経験を買う」
物質的な満足感を持続させるには「ご褒美にする」
家事などの外注などで「時間を買う」
クレジットは控えなるべく「先に支払い後で消費する」
自分のためばかりではなく「他人に投資する」

じゃあ具体的にどう実践すればいいの? というところまではこの本は教えてはくれません。しかしきっとヒントが見つかるはずです。理論を裏付ける研究結果、豊富な事例を5つの章でたっぷり解説してくれます。「くらしをもっと幸せなものにしたい」方は時間をかけて読んでみてください。

また、本書は時間についても興味深い研究事例を紹介してくれています。

例えば「他人のために時間を使うと、時間の不足感が低減する」というもの。こちらの記事で解説していますのでよろしければどうぞ。


人は選ぶが最高に面白い小説 孤島の鬼 江戸川 乱歩 (著)


小説は好みが別れます。

古典的名作を推しても人によっては合わないし、ジャンルやテイストの好みもあるでしょう。

あくまで個人的に面白かった本ですが、次のあらすじを読んで何か刺さる方にはきっと面白いはず。なんたって無料なので、まずは試してみては。最初の10ページを読んで合わないなと思ったらやめたらいいんです。

自宅の密室で恋人を刺殺された蓑浦金之助は、彼女が残した謎の系図を手に、死の真相に迫る。何かに導かれるように向かった孤島で金之助を待ち受けていたのは、想像を絶する恐怖だった―。

注意点として、流行りの本格ミステリではないです。全くリアルじゃないし、語られる物語はどこか夢のようです。「怪老人」「私人探偵」やら出てきますし、後半はすごい世界にトリップします。そこが乱歩の持ち味なんですね。

そして何より、現代の感覚からすると「倫理的にどうなんだろう?」という部分も多いです。どうなんだろうっていうか、現代に出版されたなら思い切りアウトなんですが(笑)。

乱歩って、時代背景を置いておいてもちょっと倫理的にキワドイ人だよなあというのがぼくの正直な印象です。よく言えば無邪気なんですが、悪く言えばかなり無神経。

ストーリーは抜群に面白いので、ぼく個人はそうした違和感や横暴も含めて「古典」として楽しんでいますが、腹を立てる人も絶対います

サウスパークとかとは別ベクトルにやばいです。

そういう可能性がある方は読まないほうが絶対にいいです。

なお、倫理的にそういうのは御免だけど乱歩の世界を知りたい方は、「パノラマ島奇譚」がおすすめです。こちらもKindle unlimitedで無料で読めちゃいます。

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以上、「これからの時代がわかる本」、「お金の使い方が変わる本」、「人は選ぶが最高に面白い小説」でした。

みなさんが読んでよかった本などあれば教えていただけると嬉しいです。

読んでいただきありがとうございました。

おまけ

Kindleと紙の本について考えてみた記事です↓。

Kindleってスマホよりスマートじゃない?という考察。


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