崖っぷちの2022年から飛躍の2023年へ。
一年ぶりにnoteを書く。
いつもnoteを書こうと思う時は、自分の意思を固めて不特定多数に決意表明したいと思う時かもしれない。
2022年。冬至も終わり冬も本格的になって来た頃、今年一年を振り返ったりしていると、2023年の目標が見えてきて、一人で熱くなっているとついついnoteにまとめたくなる…
フリーランスも一年が経ち、仕事も少しずつ板についてきたから、いい節目としてここで決意表明することにした。
スタートに出遅れた2022年
年明けはクライアントワークがない時期が続き、スタートで大きく出遅れた。
というのも2021年7月に独立して半年で受けた案件は片手で数えられる程度。代わりにアートワークや自主制作をとにかく続けて、暇な自分を否定し続けた。
なんでもいいからとにかく仕事が欲しいと思っていたけど、世間に「暇だから仕事ください。」と言うのも恥ずかしく、とにかく忙しぶって自分を大きく見せていた。
仕事がない中でも、自分はやれるという謎の自信と、減り続ける残高に不安を感じる自分がずーっと行ったり来たり…心はずっと落ち着かないままだった。
そんな崖っぷちからスタートした2022年。いつか飛躍する自分を夢見て、とにかく自分を信じるしかなかった。
仕事が増え始めた春
それまでの依頼内容はロゴや名刺、バナーなど単発の案件ばかりで、クライアントと長く伴奏できるような案件はなかった。
本当はいわゆるブランディングをして、クライアントと長く伴奏できる案件をしたいと思っていたけど、能力不足もあってなかなかそんな案件は入ってこなかった。
けど、春から依頼をいただいた案件からブランディングをお願いしたい、企業立ち上げに伴って丸っとデザインをお願いしたいなど、トータルで長く伴奏できる案件が多くなった。
資料の作り方や打ち合わせの仕方はこの一年で大きく変わり、ブランド、ビジネスの根底から入念に議論を重ねて、デザインフェーズに入っていく、少しづつ理想のワークスタイルになってきた。
今まで勉強してきたことがやっと生かされた瞬間だった。
▼ちなみにこんな春から夏あたりはこんな案件をやっていた。
ブランディングから依頼されると必然的にアウトプットの量は増える。
それまでロゴだけ、名刺だけだった案件は、ロゴ(VI)、名刺、封筒、サイト、写真撮影まで、かなり幅広くなり、一人で行って案件に少しづつプロジェクトメンバーという形で、メンバーが増えていくようになった。
上記の案件は、初めてのディレクション案件と初めてのサイト案件。今年一番思い入れのある案件たちだ。
上昇気流に乗った夏
上記で挙げた案件をきっかけに、さらに多くの依頼をいただくようになる。ここから少しづつ飛躍していったようにも感じる。
ありがたいことに後半は仕事が絶え間なく、前半の時間を取り戻すかのようにとにかく忙しなかった。
納期も予算もどんどん大きな案件が入ってくる、というより、ビジネスの上流で僕に依頼していただく案件が増え、世間からも見え方単なるデザイナーからいわゆるアートディレクターとしての見え方が増えたように感じた。
それからはアートディレクターを名乗るようになり、業務内容にディレクション業務も追加して、さらに仕事の幅を増やした。
それまで何人かとプロジェクトを進めたことなんてなく、最初はディレクターとして力不足を感じるシーンが多く続いた。けど何件か進めていくと、どう進めればみんながいいものを作っていけるのか、自分の中で答えができてきた。
今年はワークスタイルやフローなど働き方の型ができた一年でもあった。ヒアリング、ブランド設計、コンセプトメイク、デザイン、一連の流れの型ができたのは今年に入ってからだ。
まだまだ荒削りなので、2023年で更に強化してオリジナルのフローを生み出したい。
忙しなくすぎた冬
今年は1人でやりくりするのが本当に精一杯で、夏から年末まで溢れる寸前のバケツをずっと抱えていた。と言うよりちょっと溢れていたかもしれない。
とにかく来年はもっと内部体制を整えた上で、仕事に挑みたい。
そんなことを考えると脳裏に過ぎるのはアシスタントさんを雇うこととか、法人化して会社を大きくしていくこととか、内部体制を整えて自分は経営者として覚悟を持ってやっていかないといけないのかとか、デザイン以外のことばかり。
独立当初から思っている、ただただいいデザインをしたいという思いは今も変わらない。けどそれが一人ではできなくなってきていることにも気づく。
今まで一人でやって行ければよかったと思っていたけど、くる案件は絶え間ない。オダさんにと依頼された案件は基本断りたくないし、みんなデザインで困っているからデザインで解決できることは自分が解決したい。けど全部受けていたら、キャパが溢れてしまう。
どうすればいいのかと2022年末はそんなことばかりを考えていたけど、覚悟を持って挑まなければと少しづつ思うようになってきた。
覚悟を持って挑む2023年
2022年に感じた覚悟が2023年に入って更に明確になる。
人を雇って会社を大きくすること、今より更に大きな案件を獲得すること、自社サービスを始めること…
今まで考えてこなかったようなことを考えて実行していかなくてはならないし、そのタイミングで次のフェーズに移っていかなくてはならない。2023年は今まで以上に覚悟を持って挑んでいかなくてはならない一年になりそうだ。
2022年は、前半は暇でアートワークや勉強ばかりしていた。逆に後半はいそがし過ぎて自分の整理もできなかった。自分のことを考えたり発表する機会がなかった一年だった。
2022年に計画して溜め込んだ内容が本当にたくさんある。
2023年は蓄積したものをちゃんとした形で世に出して、更に飛躍する一年にしたい。
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