第19怪~いらっしゃいませ、ようこそ秘密倶楽部アニマアニムスへ!三杯目
お憑かれ様デス!
この記事を書いている頃はすっかりお花見シーズン真っ盛り。
昨年に引き続き、大手を振っての花見が出来なかった今年でありますが、皆さん如何お過ごしでしたでしょうか?…と、なんだか真面目な感じで冒頭の挨拶を行っておりますが。
お花見、逝って参りました。
ブッキーと。
もう絵面がベテラン刑事の殉職寸前の一枚デスよ。
容疑者が自殺となり、事件が未解決のまま15年経った桜が咲き乱れる卯月。
ベテラン刑事・堀部こと『ダウン』は(ジーパンとかそんな通称)15年前の事件を振り返るべく、事件のあった桜の木の下に訪れ、当時を回想する…
ダウン「桜の樹の下には屍体が埋まっている。これは信じていいことだ」
梶井基次郎の詩を思い出しながら、いい加減使い古したアベノマスクをアップデートしようかと、先日同僚の『オカン』から貰ったマスクに憑け替えようかとした時だった。
突如、後方から日本刀を振りかざし奇声をあげて向かってくる一人の男!
日本刀の男「ダディーの仇ぃぃぃぃぃぃ!」
切りつけられるダウン!
ゴンヌズバー!と迸る血潮。ダウンのダウンジャケットが真っ赤に染まる!
ダウン末魔のダウン!「コノウラミハラサデオクベキカ」と言葉を残して絶命!
当時、犯人の子供だったムツオの復讐劇で幕を閉じる…
悲しきかな…これが彼の最後の写真となってしもうた…
イエーと撮った写真が遺影になるだなんて、アルダンテ…
と、スンマセン。
全て虚妄の世界での戯言でありました(本日執筆作業日がエイプリルフール)
皆さんお憑かれ様デス!
アンダーグラウンド界の108日目にリーンカネーションするワニ、宮悪戦車デス。
4月に入り、松本いよいよ、皆さん待ちに待ったストロベリーソングオーケストラの単独公演『海馬郡鏡町仏壇仏具長屋六ノ三上ガル借家』デスよ。
集客人数もかなり絞った中、おかげ様で完売しましたコノ公演、行けないよー!観たかったよー!ってな共犯者諸君に毒電波を発信する事が決定しました!
◉ストロベリーソングオーケストラ単毒公演
『海馬郡鏡町仏壇仏具長屋六ノ三上ガル借家』
2021年4月17日(土)
開場 17:00 開演 17:30
犯行現場 中津Vi-code
配信チケット料金 3,000円
☟配信チケットURL(3/22(月)10:00〜)
https://twitcasting.tv/c:osakanakatsuvicode/shopcart/57363
前怪配信でお届けした『怨ライン呪い屋✂黒百合鋏美~第4.59話』みたいに立体音響での配信ではありませんが、今怪も魔さかのカメラを…
10台投入しての配信になります。
モチロン!アーカイブも当日より2週間観れます。
遠方にてリモート鏡町を堪能するのもOK!
生犯行を目劇したあとの振り返りにご覧いただくのもOK!
ストロベリー、気になってたんだけど怖そうだから取り急ぎ配信で…OK!
是非、皆さん配信でも目劇してくださいね!
さてさて、今怪の仮分数のヒトビトも前怪、前々怪に引き続き、『秘密倶楽部アニマアニムスが出来る迄』的な実録譚となります。
それでは三杯目のおかわり、逝きましょうか!三杯目、かなり濃い焼酎水割り的な話に突入して逝きますよ!
実録!アニアニが出来るまで!
登場人物
・宮悪戦車 (僕デス)
・社長 (A商事社長・専務の兄・家族あり)
・専務 (A商事専務・社長の弟・家族あり)
・Y井さん (営業担当)
・M田さん (倉庫番兼トラックドライバー)
・Y下さん (マフラーを改造したりしてるトラック野郎)
・Y川さん (同じくトラック野郎)
・Kさん (元同僚)
・Vちゃん (元同僚)
・事務員 (女性)
・息子 (事務員の息子。夜間高校1年生)
・石川君 (味園ビル・BARプラセボの店主)
・B司 (Bはバッファローでも無けりゃババロアでも無い)
今からここに記す内容はすべて実話に基づいたものである。
前怪ご覧いただいた通り、まあ、ブラックもブラック、R&Bミュージックが超絶ノイズミュージックに変貌する程のブラック企業の典型的なアレで、だからといってホメラレモセズ、クニモサレズ、ソウイウモノニ、ワタシハナリタ…くない!と、日々、目の下に隈を作っては、毎日4トントラックを転がし、『ありがとう浜村淳デス!』を聴きながら、空き時間にトラックの運転席でストロベリーの台本執筆作業や効果音制作、作曲等をこなす毎日。
私を誘ってくれたKさんやVちゃんは私が入社して3か月程でいきなり辞めるという魔さかの展開にも「そりゃそうだよね、こんなに黒いとねって…オイ!僕はどうしたらええねん!」
と、辞めずにいそいそと黒い霊柩車ならぬトラックに乗り、そんな日々が3年程続いた、とある日。
契約をずっと貰っていたM運輸から突如クビを斬首されてしまうA商事。
コレ、当時は「いきなりの不当解雇や!宮さん、あいつらの会社の前にドラム缶ありったけ持ってって入り口に転がしてきてくれへんか。ついでに火とかつけてきてもええで」と社長から言われたが、勿論そんな事したらリアル犯行になるので「いや、それはまずいっしょ」と無表情の仮面でスルーしたのだが、今思うと、我々A商事、過積載当たり前運行で経費を浮かしまくり&M運輸にかなりの水増し請求を行っていたという事実が発覚!てな理由で契約を打ち切られたんでしょね、と、当時の同僚と振り返る。
Y井「まあ、あいつら、かなりボッってましたからね」
と、口を開くのは、我々A商事の本社勤務(本社は宝塚にあった)であり、別会社から引き抜かれて入社してきたY井さんだ。
彼は事故物件・夜逃げ物件等の家賃滞納となったまま住人が消えた物件の荷物管理をメインとした会社の支店長をしており、兵庫県エリアを担当していた。まあかなりデキる有能な人だったが、結局A商事に言い包められて騙され入社した口だ。
で、このY井さんは自身が支店長だったというパイプ、コネクションを使って、A商事の営業担当となり、A商事の遺品整理担当になる。
まあ運送メインで何年も仕事をしてきたA商事だったが、恐らくM運輸との契約を切られるのを予測していたのか、クビを斬られる何か月か前からこういった特殊な仕事もやるようになったのである。用意周到とはこういう事を云うのだろうか。
と云っても、遺品整理の仕事が毎日ポンポン入ってくる訳でも無く、仕事が取れて1ヶ月に2~3件位。1現場の単価がかなり良いのだが、この案件数だけじゃ話にならないと、A商事はこの頃から建材関係の輸送、荷揚げ等の中々ハードな仕事にも手を出し始める。
私が所属していたA商事には小さいながらも倉庫が2か所あったので、その倉庫にビルのフロアの床材や金属部品等を預かり保管も行っていた。1週間に2~3度、大型車両がゴッソリとそんな荷物を積んではA商事に来るのだ。
で、その荷物の受け取り等を行っていたのが我々ドライバーなんだが、勿論各自毎日の建材配達がある訳で、各々ドライバーが日々の建材輸送をしながら、配達終了後、倉庫に荷物が届く時間迄にダッシュで終わらせ帰ってきては「おっせよー、何時間待たせんだよ」と大型車両の運転手にドヤされる始末。これはかなり効率が悪いので、同僚のY川さんが社長に「なんとかなりませんかねえ」と嘆願したところ、
社長「よっちゃん(Y川さんの呼び名)、そんなん早よ言わな」
との一言。
社長曰く、今まで私達のやり方で現場が回っていたのが当たり前だと思っていたらしく、こんなに大変だとは想像もしていなかったとの事。そんな訳無いやろ!と愚痴を溢してもあとの祭り。結局、ほうれんそうが出来ていない我々ドライバー達にも責任はあるのだ、と社長が「専務に言うとくわ。適当に倉庫番探してもらうからもう少し頑張っといて~」と、ホンマに探してくれるん?てな軽い対応で不安ではあったのだが、この倉庫番投入案件は意外にスムーズに対応してくれてたみたいで、ある日の朝、元アジアタッグ王座に4度も座った事がある「極道コンビ」の片割れ・大熊元司選手似の強面の中年男性が事務所に居た。下記はイメージデス。
お憑かれ様デス!やってて良かったnote! アナタのお気持ち(サポート)宜しくお願いします! いただいたお気持ちは今後の執筆活動・創作活動にドバっと注いで逝きます!!褒めたら伸びる子なんデス(当社比)