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第92怪~演者紹介!〈前編〉

お憑かれ様デス!
まだまだ残暑厳しい9月でございますが、共犯者の皆さん、如何おすごしでしょうか?7月、8月と多大なる出費が嵩み、そろそろ臓器売買でもして、ダイエットして逝かねばならんなと思っておる、宮悪戦車a.k.a宮悪家計は火の車デス。買わない宝くじ当たりません!

さて皆さん(浜村御大風)先々週になるんかな。
鏡町では、自問自父君の仙台での大舞台をかけた投票オーディションの決勝戦が行われましたが、アイドルファンのガチ勢による大人の底力をオーディション残り15分で見せつけられ、もはや1位の方のみ異空間にいるかのような結末でありました。といえど、立派な5位!(拍手!)

応援していただいた共犯者の皆さん、そして自問自父君のファンの方、本当にありがとうございました!
見事優勝して意気揚々と仙台で牛タンを食べる気満々だった僕のガッカリ具合に反してケロっとしている自問自父君、今日も朝から次のライヴに向けて曲をガッシガシ作っております。うーん、ポジティヴ!バウハウスもビックリ!!僕ネガティヴ!マイハウスのローン残高にビックリ!!

そんな中、僕は11月に控えているストロベリーソングオーケストラ演劇本公演『切り咲きジャップ~口裂け女とメリーさん現る!』の稽古に赴く傍ら、10月10日に行われるイベントの台本を作っておりました。

10月10日台本冒頭

この日のイベントというのが、関東で活動されておられる「大久保千代太夫」さんのプロデュース公演でして、今怪のテーマが「寺山修司」。という訳で、寺山!といえばと我がストロベリーソングオーケストラを召喚していただいた経緯であり、大久保さんの公演、実は初の出演となっております。

チケットは上記のインフォから購入が出来ます(チケットの詳細がちょいとややこしい?僕等は一番最後に登場する詳細をクリックしてみたら購入ページへ飛べます)
ストロベリーソングオーケストラは10月10日の千代フェスというのに出演。共演に戸川純さんが居てますよ!(こちらも初共演!魔さか共演できる思ってなかった!!)もう今から牛のように豚のように殺されてもいい塩梅で挑みたいと思います。

で、この10月10日、やはり、寺山さん関連のイベントという事で、僕も久々「寺山ワールド」を皆さんにお届けするべく、寺山さんのお言葉を紡ぎ合わせては解体し、なおかつ次公演に繋げるような形で台本を作成しました。我ながら見事組わせれたんじゃないかなと自負しております。

今怪はストロベリーソングオーケストラの役者勢に合唱部の天宿奇夜歌、そして瀉葬文幻庫から飴彩里沙羅が参加しての変則形態(いわゆる死神三寸離れたアレ)でお届けいたします。
寺山さんといえば書捨て人デスからね。書を捨て、鏡町にでよう!という初心の心を以て参戦させていただきます。

チケットがお高いデスが、ここはかなりレアなイベントとなっているので、皆さん是非是非10月10日はお越しくださいヨ!!

そして、その後はいよいよ11月4日~6日に行われる『切り咲きジャップ~口裂け女とメリーさん現る!』でございます!!

登場人物も出揃いました!
今怪はストロベリーソングオーケストラ初の公開オーディションをSNSという電網社会の場で行い、包丁を握りしめ、日夜、共犯者ならぬ共飯者に炒飯を作ったりしているような怪人赤マントが、舌なめずりをしながら吟味して選んだ若き人材を鏡町に誘い、総勢18名の出演者で事件を構築して参りますヨ!しかし、写真を見ての通り、若い人材がホントズラリと!!(涙)

18名か、、。
2008年に同会場・中津Vi-codeにて行った『レミング』という演劇公演は総勢27名くらいだったので(どうやって楽屋やステージに収まったのか今でも覚えとらん!)それに比べたら全然問題ナッシングなのよね…て、ほんまに?そんな収まった?てな感じで、18名の行き場が心配な今作品。

稽古もバッチリ始まっており、出演メンバー、既にパニックに陥る演出プランもギチギチに詰め込まれた『切り咲きジャップ~口裂け女とメリーさん現る!』、ちょっくら、登場人物の紹介や、作品のあらすじとかもやっていきましょかね。

ストロベリーソングオーケストラってどんな団体?初めて観ようと思ってるんだけれど、大丈夫?ってな今から共犯者になる共犯者予備軍の方、是非、続きを読んでくださいね。

・演劇本公演とは?

前作『切り咲きジャップ~鏡町七人ミサキ、、現る!』より
前作『切り咲きジャップ~鏡町七人ミサキ、、現る!』より
前作『切り咲きジャップ~鏡町七人ミサキ、、現る!』より

ストロベリーソングオーケストラは演劇と音楽、そして影像を組わせた〈見世物パンク〉という毒自のジャンルを構築し、1998年より活動している一座デス。
役者と楽団が同じ一座で共に活動しているのは日本全国に潜伏する団体を見渡しても本当に一握の存在だと、僕は認識しております(ゴメン、本当はいっぱい居てるかも!)
ライヴパフォーマンスメインの公演はオールスタンディングでありますが、今作は演劇公演の為、全席椅子席となっております。数に限りがあるので、是非お早目にチケットを購入する事をオススメしております。

座長である、僕、宮悪戦車が幼き頃に見た夢の中で、友人の家に飾ってあった鏡の中に入ってゆき、もう一つの世界の中をうろつき、悪戯を施していくってのがあって、その夢を元に『鏡町』という虚構都市を構築し、その鏡町で起きる事件をテーマに毎回本を書いて作品を作っており、今作品で第68劇となります。

この『切り咲きジャップ』は昨年よりシリーズ化しており、今作品で3作目。切り咲きジャップとは、もはや誰もが知る連続通り魔『切り裂きジャック』をモチーフにしているのは明瞭で、夜な夜な客引きをする娼婦を中心に切り裂いたジャックの性質からヒントを得、日々起きる不条理な日本の闇を切り裂く悪役を作りたいと考えたのが切り咲きジャップでした。

切り咲きジャップを演じる、ストロベリーソングオーケストラ役者囚の疫馬車 虫佐

どうせなら、切り裂くんじゃなく、切り裂いたところから花弁が散った方がウチっぽいよなと思い、切り咲きジャップと変換。ウチの事を長年見届けている共犯者諸君ならしっくりきますよね。

1話では、怪人赤マント。2話では七人ミサキといった、都市伝説モノのアベンジャーズ達が登場した訳デスが、今作もそんなアベンジャーズから選抜されてきた『口裂け女』『メリーさん』が登場します。

この人間社会、色んな噂が飛び交い、いつのまにか、その噂が全く違った事柄に発展するじゃないデスか。
噂が起きるって事は、やはり火の無いところに煙は立たぬといった諺があるように、なにかしらのアクションがあるんデスよね。そのアクションを、人のせににしたり、モノにあたったりと、まさしくそこから生まれた妖怪や都市伝説も沢山あったりする訳で、騙られた事件により、幾つもの噂、そして嘘、虚構が〈生み〉出された訳で、僕はその〈膿〉を排除すべく、鏡町のダークヒーローを作り出した次第なのデス。

第3話に登場する『口裂け女』と『メリーさん』がどんな感じで鏡町に現れるのかはネタバレになるので言えないのデスが、、この物語はとある『テレビ番組』の1シーンから始まります。

怪異蒐集家である黒田、そして反心霊主義者である影山との対談番組。
その番組は鏡町中にて勃発する『少年少女失踪事件』に対する、ある怪異との関連性を検証する番組でした…

さてさて、その怪異とは一体!!
と、浜村御大なら最後までストーリーを上演前なのに全部話すとこデスが、鏡町のストーリーテラーである、シベリア超準急萱島行きの宮悪戦車の語りはココ壱迄(300グラムでも多いこの頃)

それではザックリと登場人物を紹介!

寿葬屋

ストロベリーソングオーケストラ役者囚、寿葬屋。
現団員の中で、座長・宮悪戦車に続き一番在籍年数が長い役者。座長と共に色んな住人を迎え入れては、見送った鏡町の人生受付。
好きな映画は「おくりびと」と「シコふんじゃった」。大好きなアニメは「樫の木モック」。大好きな寝床は「犯モック」。
今作は怪異蒐集家・黒田として、『口裂け女』と『メリーさん』に纏わる怪異を調査する。

疫馬車 虫佐

ストロベリーソングオーケストラ役者囚、疫馬車 虫佐。
鏡町で在籍する傍ら、毎年の納税は藤井寺にふるさと納税を行っている。ふるさと納税でGETした、マルかバツかをジャッジする棒(単3電池4本必要)を振りかざしては人生のジャッジを丑三つ時、藤井寺インター近くの空き地で行っている。
彼も2011年より鏡町に在籍しており、寿に次いで長い在籍となる。
好きな回転ずし店は、くら寿司藤井寺店。大好きな寿司のネタは鉄火巻き。ヤクザに憧れていた10代の頃、菅原文太似の極道に鉄火巻きの言われを聞き感銘した為、それ以降、日曜日の昼食は鉄火巻きに。
1作目、2作目と切り咲きジャップを演じた虫佐だったが、今怪の彼は何の役をやるのか、、脚本をてがけた座長ですら存じておりません。。ごめんねアチャコ。

叶畫 レ夢

ストロベリーソングオーケストラ役者囚、叶畫レ夢。
パノラマ絵綴といった鏡町での職業を与えられている為、鏡町での事件に関わる絵やデザインの担当も主に携わっている。2014年に行った演劇公演『仮分数の人々』に、自身が行っていたユニット・自転車葬業で客演参加。そこから鏡町でWi-Fiのように飛び交っていた毒電波に洗脳され、2015年より本格的にストロベリーソングオーケストラの役者として参加。奇が憑けば、鏡町の看板女優と成っていた。
大好きなハードコアバンドは「ネイキッドシティ」と豪語しており、座長から「いやーコアだねえ」と声をかけられるも、「お前に山塚アイの何が解るんじゃ!!」と赤ワインの空き瓶で座長を殴りかかろうとしたところ、exストロベリーソングオーケストラ役者囚、一朶拿罪に取り押さえられ「レ夢姐、それ芝居やろ!」といい、酔ったふりして座長をアイルキルユーしかけた実はエクスタシーなお姐さん。
今作、レ夢姐さんはこの物語の軸である「噂」を担当します。噂?噂ってなぁに?と思いの方は劇場まで。

魔纏 冥衣

ストロベリーソングオーケストラ役者囚、魔纏 冥衣。
鏡町にある縄目ノ筋での元・タケノコ族で、キャプテン翼ならぬ、副キャプテン司といった、もはや誰なのかも解らない人物の振付をしていた彼女を座長がスカウト。そこから鏡町の振付師となる。
早口で喋り倒すので、鏡町謹製・スロースピードラーニングを聞きながら、彼女との会話を成立させるも、早口で喋った内容を5秒で記憶から消し去る超メメント仕様の鏡町の中のマリオネットなだけに、本気で鈍器でクレイジーな程殴りたくなる事があるマスコットキャラ。一度、彼女に「昔、いじめられてた?」って確認したら「はい、凄くいじめられてました!」と光の速さで返答した為、スロースピードラーニングの件迄、巻き戻る。
今作では、事件のカギとなる「噂」のコトノハとなり、鏡町に色んな噂をぶちまける「犯」と化す。

合唱部・釵刺 灯 天宿奇夜歌

ストロベリーソングオーケストラ合唱部のお二人。
今作も前作に続き、終始、合唱部として専念する傍ら、時折、台詞を言っちゃう?とか言わないとか?

ストロベリーソングオーケストラの真骨頂といえば、演劇作品で必ず新曲が登場するという事で、今怪はその新曲に憑いても後々彼女達にもインタビューして、このnoteに記載したいと思っているので、合唱部のお二人、またスタジオにてお時間をください。

どんな新曲かだって?それは是非本公演に来、、

演奏隊・犬拐 雄叫 久米 諒

ストロベリーソングオーケストラ演奏陣のお二人。
ゴリゴリのメタルサウンドから、哀愁漂うアイリッシュフォークナンバー迄(やったことが無い!)プレイスタイル問わずキッチリと熟す職人肌の両人。
今作の新曲である「〇〇〇〇〇」と「●●●●●●」の作曲は犬拐先生が担当。座長の「こんな感じとこんな感じー」といういつもの無茶ぶりに、さらってきたポメラニアンの尻尾も動かない程のニヒルな対応で、奇が憑いた頃には楽曲が仕上がってしるトップブリーダー。
神がかった新曲を聴けるのは勿論、、

と、本日はココ迄!!
次怪、奇になる客演組、オーディション組を紹介して逝きますのでご期待くださいよ!!

ここからは毒者限定の記事になります!!
毒者だけにお届けする暦にマル情報をイチ早くお届け!!

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この【仮分数のヒトビト】では、ストロベリーソングオーケストラや伝説のコント集団・ストロベリーソングオーケストラ野球部、僕が飴彩里沙羅と行っている瀉葬文幻庫に纏わる秘話、そして毎回何かしらのレアな付録が憑いてきます。 共犯者の方は生ビールを一杯呑んだつもりで定期購毒、毒者と成り果ててください。(月に4~5怪の更新になります)

お憑かれ様デス! このマガジンでは関西アンダーグラウンドシーンで活動する、見世物パンク一座・ストロベリーソングオーケストラの座長である【…

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