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最近読んだ本を短めに紹介したい

いつもは一記事一冊(シリーズ)を基本としていますが、長文をまとめるのは時間がかかります。
なので、今回はあまり長くならない程度に最近読んだ3冊を記録したいと思います。
気楽に読んだものから、情報収集のためのものまで、雑多な感想文です。


【誰も知らない世界のことわざ】エラ・フランシス・サンダース

【内容】

ようこそ、奇想天外なことわざの世界へ!

「ロバにスポンジケーキ」
「ウサギになって旅をする」
「あなたのレバーをいただきます」……?

世界には、こんなにも風変りで美しい表現方法がたくさんある!

世界的ベストセラー LOST IN TRANSLATION
(邦題『翻訳できない世界のことば』)の著者が、
世界のユニークなことわざや慣用句を51語集め、
感性あふれる文と絵で紹介した一冊。
人生を豊かに生き抜いてきた、先人の知恵の数々に出会えます。

ことわざや格言は世界中にありますね。そういう雑学みたいなことを知るのも好きです。
各地域、各国、それぞれの環境や文化がよく現れていて面白かったです。
紹介イラストも味のあるタッチで楽しく読めました。
似たような意味の言葉もあれば、文化圏が違いすぎて難しいものもありましたが。

スペイン語の「あなたは、私のオレンジの片割れ」が好きでした。
魂のパートナーで、生涯愛する人という意味で使うそうです。
同じオレンジは一つとしてなく、半分にしたオレンジに合うのはその片割れだけだからというのが通説らしいのですが、とてもロマンチックでした。


【放課後ミステリクラブ1 金魚の泳ぐプール事件】知念実希人

【あらすじ】

夜の学校。プールに放たれた金魚。だれが、なんのために? 
4年1組の辻堂天馬・柚木陸・神山美鈴、通称「ミステリトリオ」が先生の依頼で動き出す! 
「ぼくは読者に挑戦する」 
名探偵・辻堂天馬の挑戦に、キミはこたえられるかーー? 

児童向けのミステリ小説。挿絵がポップで可愛らしかったです。
小学生の主人公たちが、学校で起きる事件を調査し解決していく物語。
主人公の3人組のバランスがいい感じ。活発な女の子がグイグイ引っ張りつつ、推理の得意な子が真相に迫り、ちょっと気弱に見えた男の子(この子の視点で話が進むので、実質主人公)が肉体派で悪いやつを倒せる力があって…という絶妙な感じ。
事件も小学生ならではのほのぼの感もありつつ、本人たちは真剣に悩んでいたり頭を使ったりしていました。
本屋大賞ノミネート作品というのを読後に知りました。面白かった。


【魔女の婚姻 偽花嫁と冷酷騎士の初恋】村田天

【あらすじ】

偽りの婚姻によって、孤独な魔女と使命に生きる騎士は初めて愛を知る。

青の森の魔女・ネリは、母が連行されて以来ひとりで生きてきた。ある日、政略結婚を退けたいと依頼人の令嬢が訪ねてくる。その結婚相手こそ宿敵・エルヴィンだった。ここ数年、魔女のしわざだとされる「化石病」が貴族の間で流行している。魔女の取引は厳しく取り締まられ、母は騎士のエルヴィンに連行されたのだった。母の行方を捜すため、ネリは変異魔術で令嬢に成り代わり嫁入りする。
偽物のはずの結婚生活は、孤独なネリと頑ななエルヴィンを変えてゆく。正体を隠すネリの心が揺れる中、悪意が二人に迫り――。

あらすじを読むとちょっと重めのストーリーに見えるんですが、主軸はウブな2人のじれじれラブストーリーです。
主人公ネリのおっとりした言動とか、2人で顔赤らめて手を繋ぐシーンとか初々しくて甘酸っぱい。
まあ、最初はエルヴィンの態度が最悪すぎるんですが、これも様式美のようなもので、段々とネリのことが気になって仕方がなくなります。
この過程も良い。
後半は戦争の描写や石化の呪いの解決、ネリの母の行方などが絡んで重めなストーリー展開になっていくんですが。
主役2人のキャラが良かったので、この作者さんの他作品も読んでみたくなりました。


【おわりに】

書きたいけど記事にするには短い感想の救済でした。

興味が湧いたら、読んでみてください。
では、今日はこの辺で。
ありがとうございました。

いちこ

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