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映画 ゴジラvsコング 観てきたよ

ゴジラが気炎を吐いているような、素晴らしい画像をお借りしました。
素敵っす。ありがとうございました。

映画、観てきました。面白かったよ、勿論。

今回は、前情報が入りすぎないように。「ヒノマルソウル」とか、番宣を見過ぎて、なんだか気持ちが入りきれなかったので。
シャットダウンして、公開されて、すぐに観に行きました。

だがしかし。アタシの脳が悪いんですよ。
コングとゴジラが洋上で戦うシーン。
あー、あの戦闘機何億円、こっちの艦、幾ら位。
あーあーあー。この方たちを、救出するのに、何時間どんだけかかるん。
何寄り、人的被害どんだけーー。ご冥福を祈ります。

とか、考えてしまう……。何脳ですか? (笑)

都市でのバトルでは。あー、高層ビルに寄りかかってるよ、土台やられたから、もう絶対解体やね。なぎ倒す? 乗る? ビームで叩き切る? 五右衛門か?

被害総額どんだけですか? あんたたち、お片付けしてから帰りなさいよねっ。

とか、考えている自分。ふふ。

いやまあ。ラストのゴジラの表情、良かったですよ。(笑)

勿論、ワタシはゴジラ派ですよ♪

で。ちょっと気になった。……。

ゴジラって、昔から居たの? 水爆で生まれたんじゃないの?
ウィキ様で調べてみた♪

勘違いだったよ。昔からゴジラは居たのだが、水爆の実験によって故郷を失い姿も変化したと……。そーーだったのか。
コングとゴジラは、太古の昔からのライバル、というのが、今作品のバックグラウンドなのですね。
そこが、あれ? っと思ったのだけど、両者、太古から居たのね。

だがしかし。

私の中では、「ゴジラ」は悲しみの象徴。
戦争ための道具によって、翻弄されたゴジラ。
それは、人類の傷の象徴だと思うのだ。

戦争という人類のエゴが生み出した、怪物。
だから、悲しみであり、傷であり、人類の憎さの具現、だと思う。

映画ゴジラvsコングは、どちらかというとコング目線で描かれているのが強いと思う。ゴジラの代弁者は、今回いなかったから。
芹沢博士は、前作で、ゴジラを生かすために亡くなったので。
代わりのように、芹沢博士の息子。スター俳優小栗旬さんが、登場しましたが。
彼のゴジラを見る、複雑な気持ちを含んだ表情に、ゴジラ派としては違和感を感じたのですが。この片鱗は、作品の中で出てきます。

映画を観た後に、番宣番組を見たのですが。
小栗旬さん演じる芹沢博士の息子、自分が息子であると話すシーンがあったらしいですが、今回、カットされたとか。
その中で、ゴジラに対する心情を語る部分があったのかもしれない。
映画の中では、彼の存在はさらっと流されていて、感情が明確にされるシーンはほとんどなかった感じ。
芹沢博士の息子、だから、ゴジラ派、ゴジラを代弁する……と思わせて、……。
ゴジラ派のマディソンちゃんとも、接触も無くすれ違い。

つか、あのゴタゴタの中で彼は生きているのか? あれ? どっち? 
生死について、なんかあったかなぁ。(笑) 

ともあれ。自分は芹沢博士の息子なんだと語るシーンがカットされた、この点。私は逆に、そのことに、個人的に期待、というか妄想しちゃっているのです。ふふふふ。

次の作品で、そうです、次のゴジラ作品で。
彼が抱える想い、迫りくるゴジラを感じながら、浮かべた複雑な表情。
……さすが小栗旬さん、だと思います。

あの本心を、解き放ってほしい。そんな脚本になるといいな、と妄想するのです。

なぜならば。ゴジラは「哀しみ」の象徴だから。
ゴジラを見る度、思う度。
人の愚かさ、無力さ、儚さを思い知る。
ある側の人は、征服したいコントロールしたいと願う。これもエゴだけど。

人のエゴが暴走する限り。

ゴジラはまた戻ってくる。
どれほどの被害が出ようとも、叩き潰しに帰ってくる。


ここまで、お読み頂き有難うございました。感謝致します。心の支えになります。亀以下の歩みですが、進みます。皆様に幸いが有りますように。