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人生で2回の初めて金を稼いだとき

お久しぶりです。レビランドボーイです!
6月に就職活動を終え、行きたかった企業から内定を勝ち取り(内定を貰う、頂くという表現が好きではないまだ尖りのある大学4年生)、2024年4月から始まる社会人編に対してワクワクしています。

就職活動は自分がどうしたいのか、自分の価値観を言語化する機会であり、また日本社会の仕組みを調べたりと勉強になる点が多かったです。
面接も相手に自分を売り込む経験として、非常に良い時間を過ごせたと思っています。

その中でも面接官に「働くとは何ですか?」と聞かれたことが忘れられません。よく考えると、飲んで食ってシコって寝ているだけの大学4年生にこんなこと聞くの酷だなぁと思ったりするわけです。
自分がしたいことをできるだけ具体性を持って筋道をたてて話す訓練はしていたのですが、漠然と「働く」ということに対してどう考えているのかは考えていもいなかったのです。綺麗にジェルで撫でつけられた73分けで歴戦の戦いを勝ち抜いた数を表すシワだらけの敬語で詰めてくる面接官は何を知りたかったのでしょうか。

これから働くからその答えは後々に探すとして、角度を変えて
今回はお金を稼いだときのことを思い出してみようと思いました。実は僕は物心つく前と高校生で2回「初めてお金を稼いだ経験」を積んでいるのです。そのときに何を思ったかは意外とこれからの人生でも生きてくる教訓なような気がします。

1.子役・モデル時代

実はレビランドボーイは3歳ー5歳ほどの頃は子役・モデルでした。大阪で生まれた私は父の転勤で神奈川に住むことになり、友達がいなくて暇な母親がスカウトされることが多かった私(今は育成失敗と言われる状態)を暇つぶしに芸能事務所に入れたことがきっかけです。

私はオーディションに強く、ホンダの車のCMやビオレのCM、アンパンマンのおもちゃのCM、ディズニーの公式雑誌のモデルなどを経験する輝かしいキャリアを積み重ねていました。

私はほとんど記憶がないのですが、カメラに囲まれてフラッシュが嫌になっていたことや寝たいのに夜に撮影があったり、シンプルに移動が嫌であったということは覚えています。嫌なことは覚えているものです。良い時の喜びは一瞬、嫌なことはずっと覚えている。ロベルト・バッジョです。

当たり前ですけど、このときに自分の思いで仕事に臨んではいません。ただ連れて行かれて、撮られたり謎にオーディションで合否をつけられる。ただ、結果なんてどうでも良い。
結局私は「普通の子になりたい」という趣旨のことを言い出し、両親は「こんな状態じゃ良くないな」ということで芸能活動を名残惜しくも引退します。「普通の女の子に戻ります」と言ったキャンディーズのようです。

この経験からは、自分が「納得して働く」ということが重要に感じます。お客様を喜ばすとかそういう次元の話じゃない。まずは「自分はその仕事に納得がいくのか」ということを問い続けたい。仕事の内容、働き方、人間関係など色々な観点で「大切な何かを犠牲にしすぎている」と思ったらよくない。5歳の私は多分、普通に遊んだりダラダラできない、楽しい感じを演じなければならないストレスに耐えれなかったのだろう。
これから先、社会人生活で納得がいかないと思うことが重なればすぐに辞めようと思う。自分に大切なものだけは見失ないようにしたい。だから自分の大切なものは何かをわかっている状態が重要。

ここで得たお金は何に使われたか知らないんですよねぇ。
自分で稼いだことに間違いはないのですが、「やってやったぞ」という思いもないのでどうでも良い。自分の思いを形にしないと嬉しくないんでしょうね。だから熱い気持ちでできる仕事がしたい。

2 高校生 引越し業者

物心がついて初めてお金を稼いだのは高2の日雇いでの引越し業者である。高校の友達2人と部活も授業もない入試休みのときに「遊ぶお金が欲しい」と思って応募した。

怖い事務所で怖い人に説明を受けて早朝から夕方まで働いた。友達と一緒に働けると思ったら、全員バラバラにされて知らないお兄さんのトラックに乗せられてただひたすらに引越しの家具を運ぶ。
孤独感を感じ、肉体と精神がきつい状態で働いた。たしか7000円であった。明らかに少ない。

このときに感じたことが、「お金を稼ぐことは大変だ」ということに尽きる。なんか友達と楽しくバイトをして、いつの間にかお金をもらっている状態をイメージしていたけどそんな甘くない。上からの命令は絶対だし、自分たちは利用されて当然の存在。

また、「人々の仕事が生活を支えている」ということも学んだ。なんか簡単な仕事そうとか思っていたけど、この作業を何回もこなすのが大変なのである。何も苦労したことがない、世界を舐め腐った高校生には衝撃的であった。

大変であり、生活を支えることが仕事であることを学んだ僕はどうせなら「ワクワクする・夢中になれることを仕事にしたい」「スケールの大きい仕事をしたい」と高校生ながらに考えていたのを思い出す。今さらで抽象的ではあるがこれが就職活動の軸になっていたのかもしれない。

この2つの経験で考えたことは今の自分に大きく影響を与えている。
大切なのは、自分の経験したことを次にどう活かすか。自分で書いていて耳がいたい言葉である。

読んで頂いてありがとうございました。大学4年生の拙い文章でありますが、他の文章も読んで頂けると嬉しいです。レビランドボーイ。



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