見出し画像

オピニオン:テクニカル要因を排除して株価を考えてみる

毎度毎度、弱気の意見ばっかりで申し訳ないのですが、そういった私の予想は外れ気味、代わりに広瀬氏とその一派が最近更に勢いを増していました。
ばっちゃま動画も買え買えモード一色😅

ただYOUTUBEで株の検索をすると、今後上昇するという意見と暴落するという意見、両方あって意見は割れているように見えます。

とは言っても私は基本スイングトレーダーですので、相場の波を取っているわけで、上がる下がるはさほど関係ありません。流れについていくだけです。ただ一定期間の株の値動きに関して大体の方向が間違っていると私のやり方では、確率的に損は限定的でも成績が上がらなくなってしまいます。

ですので、全体の流れがどっちに行くのかということに関してはかなり気をつけているつもりです。

そういう視点で今の相場を見ると、実はさっぱりわからなくて非常にやりにくい。

ですがばっちゃまや広瀬氏の様に、楽観的にはとてもなれません。需給の関係で一方的な下げは無いにしろ、一昨年のような一方的な上げは考えられないと思っています(逆に急騰はありえます


というわけで、今回はアメリカの経済活動を主にウオッチしているいつものWEIで、3ヶ月単位でチャートを俯瞰してみようと思います。

なぜ3ヶ月、四半期でみるかというとそのぐらいのスケールで俯瞰すると需給やテクニカル要素がかなり排除されるからです。

それがこちら、

このチャートを個人的にどう見るか、注目ポイントをマーキングします。

このように、赤線の様に経済活動が低下している間は、概ね黄色線の様に、株価も低迷しています。
ただ、絶対かというとそうではなく、赤丸の様に、経済活動が低下している間も、株価が上昇するタイミングがあります。

この赤丸の部分、よく見ると、2020年の場合、コロナで見にくいものの、実は直近で上がり気味であって、それを株価が先取りしていた可能性があります。そこでその部分を拡大してみます。

この様に、一端、0.85まで落ちた、WEIが、直近で1.8まで急回復しているのがわかります。もちろんその後、2020.1月になってコロナ禍に突入急失速していますが。

とにかく、経済活動が株価に与える影響はプラスには間違いなく、停滞すれば株価も停滞しやすい。ただし株価は経済活動よりも先行するため、偶に辻褄が合わなくなる場合があると私はこのチャートを読み解きます。

翻って今の状況を確認すると、

陰線が続いていたWEIに陽線がでて、もういい加減一方的に下げすぎだろ?もしかしたら下げ止まったかも?という状態です。株価の流れ、テクニカル的に見ればそう見えると思いますし、これは2019年の状況とにています。
ただWEIを絶対値で見ると、2016年あたりの、株価が停滞した1%近くと同じ状態かもしれません。今回はここからどうなるか?が問題で、このあたりでとどまれば株価は停滞、つまりボックス圏に入るのではないかと推測します。
ただ、FRBが更に引き締めを続けて引き締めしすぎれば、さらなる株価の下落もあり得る形です。

以上をまとめると。
単純にデータだけ見ると、経済活動は過去の平均まで下がってきており、これから上昇してもいい頃合いだと思われます。ただし、FRBが引き締めスタンスを取っている以上、経済活動が安定して上向きになるとは考えにくく、よくてボックス圏、引き締めしすぎれば急失速だと考えられます。

とまあ、今回もこうなりました。いろんなデータをできるだけ理論的に見ているつもりですが、テクニカル以外の様々なデータを見ると、どうしても割高。あるいはやや割高。としかなりません。
どう考えても株価の黄金時代が来ているとは思えないのですが、データを客観的に見れば見るほどほんまかな?なんか忘れていないか、自分に何らかのバイアスがかかっているのではないと心配になってきますね。

とにかく結論は今回も変わらず、現在は相場が読めないので、儲けるより損をしない。どちらに転んでも安定して利益を狙えるスタンスがベスト。
だと思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?