夏#1


西日の強い日差しを浴びて、帰路へと向かう
ゆらゆらと遠くからバスが来るのが見える

隣にはプール帰りの髪の毛がしっとりと張り付いた妹の寝顔
車内はガラガラで、静かにバスは進んでいく
やけに重いプールバックと疲れ果てた身体が今日の楽しさを物語っている
このまま一緒に寝てしまおうか
しかし目的のバス停で起きられなかったら困る

姉妹を乗せてバスはゆっくりと走ってゆく

#ショートショート #短編小説 #プール
#バス

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