ツツジ、シュロの葉、笹の葉に
数えきれないほどのチビカマキリたちが乗っていた

こんなものではないのです
あちらこちらに
静かなすずなり
透き通る脚を踏ん張って

生まれ落ちたこの場所に
いつまでいっしょにいるのだろう

次の日同じ葉の上に
ただの一匹も見つけられませんでした
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