木空
好きなものを写しながら思ったことを書いてみました。ほぼ虫、植物です。色々未熟ですが見てくれたら嬉しいです
皆さんはプランクという筋トレをご存知だろうか。筋トレに詳しい方、筋トレ初心者の方、筋トレに無縁だけどSNSやネット検索をされる方もどこかで目にされているだろう、体幹を鍛えるトレーニング。 腕立て伏せの要領で腹這いになり、手のひらから肘までを床につけて体を持ちあげ、頭、肩、腰、が一直線に繋がるように真っ直ぐの体勢を数十秒間保つ。 この有名な筋トレを教えてくれたのは甥だった。 おばあちゃんになったら森へ帰ろう。ツリーハウスを建てよう。木に負担が掛かるなら、テントで暮らしたら
ひと夏の日々が移ろい流れてゆく。飄々とした語り口で風のように流れてゆく。 作中にでてくるアメリカの作家を調べようとしたら…いや、まんまと…そうかあ、狐につままれたような…いや、皆さんご存知か。この夏遅ればせながら春樹作品を手に取りまだ3冊目なもので、お許しを。
仕事に行くために通る道沿いに好きな空き地がある。そこは少し前までは畑だったのだと思う。この前の冬に通りかかったときに収穫しきれずに残った葱や白菜が放ってあったからだ。 住宅街の中に畑があるというだけでうれしかったのだが、畑の入り口にたててある手描きの看板がまた良かった。 そこにはTVアニメのヒーローが描かれており、みんなが食べている野菜は畑で作られているということ、野菜はからだにいいということが書かれていた。 子どもたちに伝えたいと考えられたものかもしれないなと勝手に思った
夏休み、それは出勤前ルーティンからのつかの間の開放。 昨日、眠る前に目覚ましのアラームをオフにしたら体の中の何かがゆるんだ。 それなのに結局いつもどおりに目が覚めてしまった。なんだかもったいないような気になりがっかりする。いや、別にどうってことはない。今日から夏休み。もうそれだけでなんでもいい。 口をゆすぎ顔を洗い、やかんで水を沸かす。お湯ができるのを待ちながら昨晩の味噌汁を沸騰させる。あまり見ないような変な泡がたち、酸っぱい匂いがしてきたら捨てるしかない。この熱帯夜だ。
足を踏み入れた途端に空気が変わった。ひんやりとした匂い、植物の色、何千年もまえからここに漂っているような。血も涙も肉も土に染みて乾いて漂っているような。
ツツジ、シュロの葉、笹の葉に 数えきれないほどのチビカマキリたちが乗っていた こんなものではないのです あちらこちらに 静かなすずなり 透き通る脚を踏ん張って 生まれ落ちたこの場所に いつまでいっしょにいるのだろう 次の日同じ葉の上に ただの一匹も見つけられませんでした
引っ越してからひと月が過ぎました。 新しい部屋にはあまり虫がいません。そんなはずはないと見つける目のなさにがっかりしていたら、いただいたひまわりにいてくれたのです。 ひまわりの真ん中が咲ききって茎が柔らかく腐るまで、生まれて生まれて脱皮して脱皮して群れに群れてくれました。
これまでの暮らしを土台にして、これからの暮らしが積みあがっていく。なかなか悪くない。探り探りなじんでいく。壁のタイルの目地にラグビーボールを伏せたような固い繭。開いた穴の奥がほの暗い。もうでられたのですか。これからの暮らしはどちらですか?
好きな服を着ているって嬉しい。山みたいだけど実は虫。コガタカメノコハムシを横からみたデザインなんですって。しびれます。
朝顔は毎朝新しいつるを伸ばす。つかまる場所を探して手を伸ばしている。生まれてまもないそのつるを塀に絡み付いているつるに差し込む。つるはまっすぐに見えてねじれているから見誤ると簡単に折れてしまう。方向もねじれ方もそれぞれ違う。つかまりたい場所も行きたいところもそれぞれ違う。折れたところから白い液がしたたる。朝顔の血は白くてかゆい。 今年は咲き始めが遅くて葉だけの時期が長かった。例年よりも蒸し暑かったためか、おとなの手のひらほどの大きさにまで成長すると急にわさわさと増えながら塀
雨ですね。ひんやりとした秋の雨。 今年の夏は暑かった。やはり日本は亜熱帯になっていた。 だからというわけでもないけれど、頭もからだもおかしくなって、仕事にも行けなくなっていた。 秋の雨。季節が移っていったから 毎日、歩けているのかも。 頭もからだもだるいけど。
良かった。ミントの葉陰にいた君を見つけられなくなっていたから。 近くで育っていたんだね。 小躍りするほど嬉しいけれど、 ほっと胸をなでおろすけれど、 別の誰かが脱いだものかもしれない。 別の誰かがそばで育っているのも 嬉しいことにはかわりない