人生の②拒食症と私 重さへの執着

私の通っていた幼少中エスカレーター式の学校は、受験して入るタイプの学校だったのですが、結構特殊で大人びた性格の人たちが勢揃いしているような環境でした。

中学は最高に過ごしやすかった、まじで青春とはあの時期を言うんだと思うわ、青い春。
普通の教科以外にも好きな勉強を好きな人達とできる感じで、とっても大人な世界だった。

両親もその学校出身だったので、多くの人が経験していることらしいのですが…私もやっぱり直面したのは「ギャップ」でした。

本当全てに関して、中学までと違っていて困惑してました、特に人間関係。

まあでもそれなりに友達を作って、それなりに目立つ事もしつつ楽しんでたんですが、人に合わせようとしすぎて、友達の誰かがトイレに行く時しか自分もトイレに行けず(他人の尿意に合わせて一緒に行くから)、いつしか自分の尿意が分からなくなっていました。

成績で上から2番目くらいを奇跡的に取った後すぐ風邪をひいて食欲がなくなった時に、心の何かが弾けたような…自分でもよくわかりませんが急に空腹でも「食べたくない、食べようとしても食べれない」ようになり、体に食べ物を入れることを拒否することになりました。

自分でも不思議なんですけど、食べ物を前にして食べようとしながら「食べれない」って泣いていました。 

そこから始まり、芸能を齧っていたせいもあるのか、体重計が示す重さが減るたびに成績が良くなるかのような感覚がして、どんどん「痩せるために食べない」ようになりました。

その頃から学校に行けなくなりました。

私はカロリーも気にしていたけどカロリーより重さが大切で、口に入れるものは食べる前に必ず測りで重さを測り、残した場合も重さを測り、体内に入った重さを毎回把握していました。

そして着ている服も計っておき、いつ体重計に服ごと乗っても自分の体だけの重さがわかるようにしていました。

食事は昼にお粥とヨーグルト。ゼロカロリーの炭酸を楽しみに生きてました。

やっぱり脳に栄養が行かないと鬱っぽくなりますよね、母に連れられ心療内科でうつと拒食症の診断が下りました。

  続く

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