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【読書記録】呪術廻戦26巻読んだ感想・要約

【呪術廻戦26巻】あらすじ・要約

五条は領域の要件を変更し領域の結界の強度を上げて、宿儺に領域を破られないように対抗します。一方、宿儺も領域の効果範囲をより絞って術式の出力を上げて、五条の領域を破ろうとします。この領域の押し合いは、宿儺が外側から五条の領域を破壊するのと同時に、五条も宿儺が領域を保てなくなるほどダメージを与えて宿儺の領域を破壊し、相打ちの形になります。五条と宿儺は領域が破壊されて術式が使えない状態になりますが、二人とも反転術式で焼き切れた術式を修復し、再度同時に領域展開します。領域の破壊と焼き切れた術式の修復を二人は繰り返しながら戦闘を続けますが、ついに五条は領域展開・無量空処を宿儺にくらわせることに成功します。

無量空処をくらい行動不能になった宿儺に五条は追い討ちを仕掛けようとしますが、既に無量空処への適応を済ませた魔虚羅が召喚されて、五条は宿儺への追い討ちを邪魔されます。魔虚羅が無量空処に適応する時間はなかったはずで、いつ魔虚羅が無量空処に適応できたのか五条は疑問に思いますが、すぐに五条は伏黒恵の魂が魔虚羅の適応の肩代わりをしているのだと推測します。五条も宿儺も二人とも脳にダメージを蓄積してしまい、領域展開を使用できなくなってしまいます。領域が使えなくなった二人は近接戦闘に移り、五条は無下限呪術の順転「蒼」や反転「赫」に魔虚羅が適応する前に、宿儺を殺そうとします。しかし、魔虚羅の無下限呪術の順転への適応は既に始まっており、魔虚羅が僕の不可侵に適応するまでの法陣の回転数はトータル4回だろ、と五条は宿儺にかまをかけます。魔虚羅の適応を避けて、五条は順転「蒼」しか使いませんが、魔虚羅は無下限呪術の順転への適応を着々と進めていきます。あと1回、適応すれば魔虚羅が無下限呪術の順転への適応を終えるといったタイミングで、五条はこれまで使ってこなかった反転「赫」で一気に畳みかけようとします。

反転「赫」と黒閃を連続で決めた五条ですが、魔虚羅に無下限呪術の順転への適応を終えられてしまい、五条の不可侵に適応されてしまいます。反転術式の出力は確実に落ちてきていて五条の傷の治りは遅く、五条の脳裏に敗北の可能性が強く駆け巡ります。しかし、五条は敗北と同時に絶対的強者との戦いによって充足も感じており、宿儺との戦いに満足感すら覚えていました。宿儺は魔虚羅の他にさらに新たな式神「嵌合獣 顎吐(かんごうじゅう あぎと)」も召喚し、五条は3対1の状況になってしまいます。3対1と五条が不利な状況となり、乙骨は自分も参戦して宿儺の式神2体を引き受けようとしますが、日下部達に止められます。五条と戦った後も乙骨や真希など高専メンバーと戦う必要のある宿儺は全てを出し切るわけにはいかず、足手纏いなしの全力の五条を当てるのが一番勝率が高いと、日下部に言われ乙骨は渋々五条を助けに行くのを止めます。一方、戦いの場では五条が二度目の黒閃を決めますが、魔虚羅が宿儺のように斬撃を飛ばし、五条は右腕を斬り飛ばされます。右腕を失った五条に宿儺、魔虚羅、顎吐の三者は連携して一気に畳みかけますが、顎吐に対してオマエだけ釣り合ってないと五条は言うと、無下限呪術に適応していない顎吐に無下限呪術を応用した拳を浴びせます。

二度の黒閃を決めて五条のボルテージが上がり、反転術式の出力も戻り、斬り飛ばされた右腕を一瞬で治療します。さらに五条は反転「赫」を放ち、顎吐を圧殺させた順転「蒼」にぶつけて、虚式「茈」を発生させようとします。宿儺は穿血で「赫」を刺激し炸裂させ、虚式「茈」の発生を阻止しようとします。

しかし、五条の呪詞の後追い詠唱によって出力を取り戻した「蒼」に穿血は吞み込まれて「茈」の発生を阻止する事は失敗、「赫」と「蒼」が衝突し、五条自身も巻き込んだ無制限の「茈」が発動します。五条は死んだ後の世界?のような場所で、既に死んでいる夏油傑、七海建人、灰原雄、夜蛾正道達と再会し、宿儺に自分の鍛えた肉体、身に付けた技術、磨き上げたセンスや場当たりの発想と瞬発力、全てをぶつけられて楽しかったと彼らに語ります。一方、宿儺は五条本人も認めている通り、五条に全てをぶつけたわけではなさそうで奥の手を残していそうですが、それでも五条を認めて、天晴れだ五条悟、生涯貴様を忘れることはないだろう、と五条を称賛します。

まとめ

十種影法術(とくさのかげぼうじゅつ)。手で作った影絵を実体化させる形で式神を呼び出す。並の式神より強力で、完全に破壊されると二度と顕現できないが破壊された式神の遺した術式と力は他の式神に引き継がれる。基本的に一度に二種類顕現されることができ、拡張術式によって二つの式神を合体させることも可能。また、影を呪力の媒介にする特性を利用して自身の影に呪具を収納させることも可能。

「八握剣 異戒神将 魔虚羅(やつかのつるぎ いかいしんしょう まこら)」歴代十種影法術師の中でも誰ひとり調伏できていない最強の式神であり、伏黒の奥の手である。両手を前に出す掌印と、布瑠部由良由良(ふるべゆらゆら)と呪詞を唱えることで呼び出せる。能力は「あらゆる事象への適応」。背後に法陣がついており、適応前に仕留めない限り、後ろの法陣が回ることで負傷を治癒し、それまでに喰らった攻撃への耐性が付与され、よりダメージが通りやすい攻撃をするようになる。また対呪霊に特化した特級相当の呪具「退魔の剣」を装備している。伏黒は調伏ためではなく、他人を調伏の儀式に巻き込んで諸共自滅する運用をしている。式神を呼び出した時点で対象範囲内に存在する術師が式神を倒すか全滅するかしない限り儀式は続き、儀式に参加した術師以外が式神を倒すと調伏の儀はなかったことになる。


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