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心をつなぎとめてくれるもの

今月は仕事がかなり立て込んでいて、体力的にも精神的にも疲れているからか、拾い上げなくても良いものを拾ったり、正面から受け取らなくて良いものを受け取ったり、そんなことで自分を傷つけてしまう。

それ以外にも、いつも自分を大切に想ってくれているひとが遠くへ行ってしまうことになったり、当たり前にあったものが無くなる悲しさや辛さが追い打ちのようにやってきたり、ただでさえ目まぐるしい1日の中に暗くて重い影を落としていく。

自分が弱っている姿は出来るだけ人に見せたくないと思っていた。

それでなくても、いつも通りの自分が思う自分じゃないときは仕事を一緒にする人にも友達にも出来れば見せたくないとすら思う。

ニュートラルに、波はゆるやかに。

だけど、ついに苦しくなって思いの丈を少しだけ吐き出した。

以前は、ひとつのある出来事を口にすると、栓が抜けたように芋づる式に心の奥底へ追いやっていたものがどんどん溢れてきて、自分がぼろぼろとこぼれていくような感覚になることが怖かったから。

慰めがほしいとか、言葉がほしいとか、そんなことじゃなく、ただただ今私は辛いということを知ってほしかっただけ。

当日も、翌日も、その翌日も、声をかけて励ましてくれるひとたちがいてくれて、しぼんでいた心が少しずつ膨らんでいくような感覚になっている。

私を今の場所へつなぎとめてくれるひとがこんなに近くに沢山いた。
うれしかった。そして、とてもありがたかった。

ひとりではない、ということ。

次は私が、悲しみに包まれている誰かをつなぎとめたい。

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