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どうしようもないときにあなたの顔が浮かんだなら

暗い、暗いトンネルを抜けたような気持ちが続く5月。

これから足を進める、ほんの少し先の道筋が見えてきた。

「もう、どうしようもないな。なんで私ばっかり」
と思うようなことが沢山あった。

だけど相手を責めたり、環境を嘆いたりしてもすぐにはどうにもならないことは自分でよく分かっていたし、劇的に変化が起こるなんて微塵も思っていなかった。

「すごくつらい」

と数年間、付き合いのある目上の方に最近やっと相談を出来るようになった。

そしたら想像以上に手を差し伸べてくれた。
パッと目の前が開けたように感じた。

あぁ、そうか。
私は「そうだね」と分かってほしかっただけだったんだな、と気づいた。

こうしたらいいよ
ここを助けてあげるよ

そんな具体的な言葉を投げかけられなくたって、返ってくる言葉の端々が気持ちを救いあげ、心地よい跳ね返りを生みだしてくれていた。

そうだ、自分のやれることからやらなきゃ。と。

自分は自分で動けばいいし、トライ&エラーを繰り返していくのみ。
行動しないのにこれから先が変わるなんでありえない。

出来ることは何だ?
ひたすら、ひたすら考えて足を動かし、色んな話をした。

思い返せば、辛いときや苦しいとき。

いつも傍にいたわけではないのに、精神的な支えとしていてくれていたのはこの人だったなぁ。
とふと気づく。

きちんと御礼を言うのは気恥ずかしい関係だけど、ちゃんと感謝を伝えよう。

あなたのおかげで乗り越えられている、と。

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