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【人生初の街コンに参加した話】第ニ章
なんやかんやで僕の街コンが始まる。
今まで相席屋とかには言った事があったが訳が違った。
相席屋でもわかる様に何が大切かって盛り上げる事だと思う。
基本2対2の構図になると自ずと大切になるのは間違い無くコンビネーションだ。
バクマン。のサイコーとシュージンしかり、
テニプリの菊丸と大石だって黄金ペアって呼ばれてた。
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街コンのサイトを見る限りでは確実に一対一の構図になると思ってたがまさかのグループトークから始まるなんて完全に詰んでいた。
僕は初手から知らねー男とペアを組まされる事になる。
【メンバー紹介】
【No.15 数学教師のタケル】
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僕と暗黒ペアを組む事になる男。
僕と同い年の28歳で街コン初参加。
席に着いた瞬間からThe 理系の雰囲気をバチバチに漂わせていた猛者。
通算してめっちゃ良い人ではあったけど真面目過ぎる男。プロフィールにはギッチギチに記載しており好きな食べ物の欄には8種類くらいの食い物書いてた。
【No.13 狐目のレナ】
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僕の手前に座っていた、
狐目をした26歳の女の子。
街コン初参加。わざわざ町田の方から参加をしたらしい。
【No.14 謎の場慣れのヒナ】
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レナと共に町田から参加した女の子。
2人は高校の同級生らしい。
謎の場慣れ感を醸し出しており特有の覇気を感じたが『初参加です』って言ってた。ダウト
以上の4人で開幕スタートとなった。
ちなみにNo.13とかは一人一人番号が記載されたプレートを配られており僕はNo.16だった。
分かりづらいけど番号はこのまんまで書く。
__
会話を始めるしかない。
とりあえずプロフィール情報から話を含まらせるしか無いので住んでる所とかどーでも良い話題から話を引っ張って行くしか無かった。
僕は自分で言うがコミュニケーション能力には長けてる方なので全力を投じ、何とか会話のキャッチボールを進めて行った。
なんかもう当たり障りの無い会話しか出来なかったけどなんだかんだで楽しく話せたとは思う。
ものの5分程度で明らかに緊張がほぐれて行ってるのが分かった。
しかし、問題だったのは数学教師のタケル。
こいつだ。
明らかにタケルくんだけ会話に入れて無かった。
何とか話を降るも僕の方見て返事をする為全く女の子と会話出来てなかった。
完全に謎の中継役となっていた僕はそれだけで疲れ果て、貰ったビールは開始10分経たず無くなっていた。
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旅行が好きと書いており、話を振ると
『明日弾丸で大阪に行き夜行バスで帰ってそのまま仕事行く。』と28歳とは思えない最強の体力を持つ事だけはアピール出来てたと思う。
でもそんな話も僕の方を見て言うのだ。
女の子にボールを返して欲しい。ほんとにずっとそう思ってた。
就活でグループトークとかやったなぁって思い出したりした。
人それぞれあるけどみんなで協力するのって難しい。
タケルくんの事ばっかりだったのでぶっちゃけ女の子との会話は何話したかとか全然覚えてない。
普通に楽しくは話せたと思う。
15分くらい経過して席の移動タイムが始まった。
レナとヒナに別れを告げ、次のターゲットに移る。
【第二陣 メンバー紹介】
【No.15 クセ強女のシオリ】
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一番クセが強かった。
あとで書くけど彼女からは本気を感じた。
気が強いんだろうなってほんと思った。
【No.16 兵庫出身のマキ】
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悪いが全然覚えていない。
兵庫出身の女の子。
唯一僕より遅く来てなんなら5分遅刻して来た。
小太りでトトロっぽかった。(癒し)
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ここが一番の地獄だったと思う。
先ほどの2人と違い彼女達は各々1人で参加をして来たらしく本当に全員初めましての状態だった。
しかし僕もなんとなく要領は掴んできている事もあり、とりあえずまずいのは沈黙になる事ってだけは分かってた。
ちなみにタケルはずっとプロフィールカードガン見してなんも話そうとしてなかった。
こいつは数学の話しか出来ない。
やっぱり行くなら僕が初手を決めるしか無い。
とりあえずジャブを打つ事にした。
「いや〜こーゆーのって何から話せば良いんでしょうね?笑」
軽いアイスブレイクからプロフィールの内容を照らし合わせて良い感じに話していこうと思った。
「緊張しますよね!」とか「さっき何話しました?」とか返答が来ると思ってたが全然違った。
シオリちゃんが割とデカ目のボイスで、
『恋活なんで恋の話しましょう!!』
いきなりK点を越す話題を降って来た。
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この初手から飛車角を捨ててでも攻めに攻めて来る戦闘スタイルに僕は勿論、タケルくんもびっくりしてた。
シオリちゃんは止まらなかった。
『理想のデートについて話しましょう!!』
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誰かこいつを止めてくれ。
皆自己紹介すらしてないのに何で初めましての人に理想のデートを話さないといけないんだ。
僕の心の中の新世界の神も焦っていた。
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皆ちょっと困りつつ、悩んでる感出してた。
僕も悩んでる感出してたけどなんか気づいたら全員僕の方見て来てた。
シオリちゃんが話振ったくせに僕から理想のデートを話す事になってた。
なんでだよまじで。
困った僕は、
『ドライブデートとか良いですよね〜』
みたいな感じに当たり障りの無い事話した。
タケルくんは、
『女性経験が無くファッションも疎いので一緒に服とか買いに行きたい』って言ってた。
普通に可愛いなって思った。
早く進化して湯川学になって欲しい。
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僕たちの茶番は終了し、遂に女ターンが始まる。
シオリちゃんからだった。
「結構アクティブな方なのでキャンプとか行きたいし旅行も行きたい。あと土日休みだけど土曜日はシフトがたまに入るのでそれに合わせて行動していける人が良くて〜、、、」
、
、
、
長ぇ。
めっちゃ長い。
理想のデートとか全く興味無い話題を頑張ったのに全然自分のシフトの話し出してもう聞いてるフリして聞いてなかった。
チラッとシオリちゃんのプロフィールみたらタケルくん同様にギッチギチに書いてた。
タケルくんとは別ベクトルの強さを感じて完全敗北に終わった。
ちなみにトトロの話は本当に覚えてない。
持ち時間も1人だけ少なくて一番可哀想だった。
地獄の15分も何とか耐え切り、最後のグループトークへと進んだ。
【第三陣 メンバー紹介】
【No.17 歯科衛生士のミキ】
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23歳の若い女の子。
歯科衛生士ってだけあって歯がめっちゃ白かった。川崎からやって来た2人組の1人。
【No.18 金髪美少女のアイカ】
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この会場の中で一番顔が整ってたと思う。
人造人間18号を選んだがどっちかと言うと可愛い系の顔をしていた。
川崎から来た2人組の1人。
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さぁ、ラストグループトークになるが
まとめようにも実はあんまり覚えていない。
前回が強力過ぎたせいもあり、僕はお酒の力に頼るしかなくなっていた。
ここに来る頃には既にビールは4杯目を超え、空きっ腹に染みるアルコールに脳がやられ始めていた。
まじで会話の内容は覚えてないけどタケルくんが
俺の事めっちゃコミュ力高いって褒めてくれてたのは覚えてる。
サンキューな。
正直顔面だけでみたらとても可愛い二人組であったが23歳となると話も難しく、酔っ払ってたので完全にフランク過ぎる感じで話しかけまくってたと思う。
流石に3回目ともなると皆緊張はほぐれているのは明白で、タケルくんも会話頑張ってた。
僕たち暗黒ペア(ダークネスペア)もちょっとは色が白くなって来てたと思う。
ちなみに最後の方に18号のアイカちゃんには
『チャラそう。』と一喝入れられたのでもう彼女とはカップルになるの無理だなって思った。
ここの15分も無事に終わり、司会の方からまたアナウンスが入る。
「次はフリートークです!
お食事も用意しましたのでお好きな方とお話しして下さい!」
12人しか居ない会場で次はフリートークが始まるらしい。
僕は早くご飯入れないと死ぬなって思いつつどーにでもなれと気持ち半分でまたアルコールに手を出して居た。
次回!フリートークと結果発表編!に続く!
To be continued...
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