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蕎麦の薬味について

こんばんは。静岡県沼津市の千本松原という沼津随一の景勝地で、こだわりの蕎麦屋『そばの実千の松」を営んでいる石橋です。今回のブログでは蕎麦をより美味しく食べる方法『薬味編』です。

これを見れば、明日から薬味を全部汁の中にドボンと沈めて蕎麦を待つ時間は無くなります!(人それぞれですけどね)


さて、蕎麦の薬味には何があるでしょうか?ネギと山葵と辛味大根と場所によっては鰹節なんてのもありますね。(小説家の池波正太郎は行きつけの蕎麦屋でもりそばに七味とうがらしを使っていたという有名な話もありますね)日々お店を営業していると薬味の使い方でお客様の蕎麦屋に行き慣れているかどうかがすぐにわかります。(だからって何をするわけではありませんのでご安心を)


まずは山葵の使い方。これはお店によって違うので当店の場合でお伝えします。当店は富士山の伏流水で育った富士宮産の本わさびをその場で削って提供しております。辛味も少なく山葵の香りを楽しんでもらいたいのです。山葵はもり汁(つゆ)の中に溶かすのではなくて蕎麦の上に乗せてお召し上がりください。

お寿司と似てますね。小さい頃は醤油にわさびを溶かしてーとやっていましたが、廻らないお寿司屋さんに行って覚える的なあれですね。


ネギも正直使わなくていいと思いますw。ネギの香りが強いので蕎麦の風味を消してしまいます。じゃあ何に使うのよ!というツッコミ待ちですが、オススメは最後の蕎麦湯にいれてください。蕎麦湯の中にネギを入れると少々の絡みと食感がアクセントになり美味しいです。


さて、基本的な薬味ついてお伝えしました。まず薬味が来たら触らないのがベストです。蕎麦が手元に来たら①わさびを蕎麦の上に乗せて食べる。②ネギは最後までとっておく。これで明日から美味しい薬味を使えますね。それでは!

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