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なぜ女性の創業を増やす必要があるのでしょう

コンサルタントのプロとして、創業を志す女性や女性経営者の皆様に、あたたかく細やかな支援を行っていこうと思っています。

「漠然と創業したいと思っているけど、なにから始めたらよいかわからない」という方から

「自力で頑張ってきたけど、ピンポイントでサポートしてほしいことがある」という方まで

幅広くサポートしていますので、ぜひお気軽に、ご連絡ください。

なぜ女性の創業を増やす必要があるのでしょう

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「アメリカで今、起きているビジネスの変化は5年後に必ず日本でも起きる」―― こんなことがよく言われます。女性の創業について、アメリカの現状を見てみましょう。

成人女性の11人に1人は起業家
アメリカの民間企業のうちほぼ半分近く(48%)は、女性が所有権の50%以上をもっている。つまり、1,060万もの会社は女性(もしくは女性たち)がオーナーなのである。

上記の会社では1,910万人の人が働き、2.5兆ドル(300兆円!!)も売り上げている。

女性が所有する会社の成長スピードは、全米の会社全体のスピードの2倍である。

アメリカの経済が「強い」といわれるのは、このように起業し、成功している女性が多いからです。日本はどうでしょう?起業する女性はまだまだ珍しいですよね。でも、5年後の日本はどうなっているでしょう?女性の創業は一般的になっているかもしれません。

女性が創業したいと思うのはなぜ?

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上のグラフは、女性が働いている割合を年齢別に区切って表したものです。三角形は未婚女性、四角形は既婚女性、丸は女性全体を表しています。

女性全体を表している真ん中の太目の実線を見てください。30~34歳でガクンとさがる、M字型になっていますよね?この形、先進国では珍しいのです。

詳しく見てみましょう。30~34歳の未婚女性は89.9%の人が働いているのに対し、既婚女性は47.4%しか働いていないことがわかります。この年代の女性は「育児のために、働きたくても働けない」と言う人が多いのです。また出産・育児などの理由で離職した場合、次の就職先を見つけることが困難です。

女性の場合、社会に貢献したいと言う高い志を持っていても企業の中では実現が難しいのが現状です。

「働く場を持てない」「働く場があっても自分をいかせない」「こんなサービスがあったら、助かる人がたくさんいるはず。社会の役に立つ」などなど。。。「自己実現を図りたい」「自分の裁量で仕事がしたい」「社会に貢献したい」「年齢に関係なく働きたい」という想いから、女性は創業を視野に入れます。

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上の図は「創業を希望する理由」を男女別に表したものです。女性が男性に比べて、顕著に多い理由は「年齢に関係なく働きたい」ですね。きっとこのなかには「育児中などの理由に関係なく働きたい」という思いも多いことでしょう。

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女性の創業が困難なのはなぜ?

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女性の創業希望者は男性創業志望者に比べて、経営や財務の知識の不足を感じています。一般的に女性は企業内において、経営に携わることがあまりありません。事業戦略の立て方、財務諸表の読み方など事業計画書を作るにしてもわからないことだらけです。

また専門家のアドバイスを得ることが難しい状況にあると感じています。誰に聞けばいいのかがまずわかりません。アドバイスを求めに行っても、「いかにも専門家」という年配男性だったりすると、「専門家にこんなことを聞いたら、馬鹿にされるんじゃないだろうか?」と聞くのをためらうことも多いのです。

そして、自分ではどうにもできないことを手伝ってくれる人、一緒に会社を支えてくれる人、そんな人を探すことの難しさもあります。異業種の人とのネットワークも、働いた経験の乏しい女性は持ちにくいのです。「私はコンピューターにうといから。。。」「銀行の人と話すなんて無理。。。」自分ひとりで何もかもをやろうと思うと、様々な問題が立ちはだかるのです。

せっかく創業の意志と事業のアイデアをもっていても、実際に創業することに不安を覚えあきらめてしまうことが多くなっています。

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上の図は「創業を困難な理由」を男女別に表したものです。女性が男性に比べて、顕著に多いのは、経営全般に対する知識および財務・法務等の知識・ノウハウの習得ですね。このような、「誰かにアドバイスを受ければ解決すること」で創業をあきらめてしまう女性が多いのは非常にもったいないことです。

女性の創業は実際に増えているの?

「国民生活金融公庫レポート」(2006年5月19日)によると、「女性、若者/シニア起業家資金」の平成17年度の融資実績が11,117件、567億円となり、平成11年の創設以来、最高の実績となったそうです。
中でも女性起業家への融資が5,583件と融資件数でおよそ半数を占めています。そして件数の伸び率は前年比121.7%。大幅に伸びています。
また、女性の創業分野別では、「小売業(22.6%)」や「サービス業(23.0%)」が多いとのこと。

女性ならではの視点や特性を活かして創業に踏み切る女性が増えていくと
思います。

自分の働き方・生き方を考えるとき、みなさんは何を基準に選んでいますか?
「結婚か仕事か」「出産かキャリアか」「ビジネスか社会貢献か」二つの選択肢のうちどちらを選ぼうかと悩む人も多いかもしれません。でも、「どちらか」ではなく、「どちらも」大切にしたい。

一人で「両立」するのではなく、誰かとシェア、協力することで両方を手に入れることは軽やかに実現できてしまうのかもしれません。そんな、自分らしく新しい「共立」という生き方を考えるというroomにしていきたいと思っております。

「がんばる女性を応援したい」かじ社長



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