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もうだいじょうぶ

あまりにひどい仕打ちを受けたと思ったら、自分を責めずに、相手のしたことを非情なことだと、許さないと思っていい。むしろ、それが自分を守る砦。たとえば、親の自分が、我が子をいじめた他人の振る舞いと、我が子のどちらを守りますか?って考えたら、答えが早く出る人も少なくない。

それを自分にもしてあげようよねってこと。


さて、人のせいにすることによって、自分を回復するエネルギーを確保して、じぶんのせいかつを こつこつと続けよう。こうありたい自分、こういうことをしたい自分、それを実現させてみよう。趣味。スポーツ。好きな音楽。家事。家族との時間。おいしいご飯。気を許せる人とのおしゃべり。今まで大事にしてきたものを振り返る時間。

自分のおうちをメンテナンスして、雨漏りしないようにしてあげる。ごみを取り除いて、心地よい空間を取り戻す。
傷ついた心は、傷んで散らかった、おうちの中のようなものだから。
時間はかかる。丁寧にメンテナンスしてあげないと、またすぐに傷んでしまう。

子どもが疲れてたら、なんて言ってあげる?
ゆっくり寝て、あったかいものを飲んで、じっとしてていいのよって言うよね。そう、怪我をした時に体に手当てするように、心をじっとさせてあげることも大事。

自分のこと、ゆっくり休ませてあげて。
ある日、動けるようになる。動きたくなる。
自分を大切に思っていてくれる人がいることを確信する。
あるいは、自分こそが自分を守ってあげられると気づく日が来る。のそっと起き上がって、もそもそ動いてみる。外の風が気持ちいい。ちょっと人と喋ってみる。案外楽しい。そういう日が、ふっと訪れる。

社会人ともなると、そう休んでもいられないけど。仕事をしながら、自分を休ませる意識を持つだけでも違う。どの程度、現実的に自分を休ませるかは、状況次第なので、難しいけれど。でも、自分を大事にしてあげられるのは、自分だけ。

自分を守ってあげられるようになると、自分を守る意識、自分を大事にしてあげる意識が身につくと、不思議と ネガティブなものを寄せ付けにくくなっていく。守られてる光を持っているものに、ネガティブなものは近づきにくい。

ほら、だんだん、だいじょうぶだと思えてくる。

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