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弱さを自覚したひとが持つ強さを信じる

「吠える人は、実は弱い」
なんと耳の痛い言葉。私は大変怒りっぽい。

「吠え方」にもいろいろある。
静かな口調に見えるけど、相手をとことん否定したり、自分の正しさを振りかざす人も「吠えている」と思う。

「弱さ」とは、「自分の弱さから目を背けている」ことでもあると思う。
これまで出会った「吠えてばかり」の人は 一様に、自分の至らなさを自覚していないか、自覚しているふりをしていた。

強い人は、自分の至らなさと向き合い、なんらかの形でそれを克服しようとしている。それはレジリエンスとも呼ばれる。強さとは、優しさや謙虚さや安定、あるいは教養でもある。

そういう強さは、得てして「目立たない」
むしろ、弱さを自覚しない人の吠える声の方が、その場を圧倒してしまいがちだ。

でも、吠える声に流されないでいたい。そういう人の存在自体は認めつつも、そういう、不安な人が放つ声にコントロールされてしまわないようにしたい。

信じるべきは、静かにそこにいて、目立たないけど、コツコツと日々精進している人のありようである。

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