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リフレーミングとみかんのたね

リフレーミングとは、ある出来事や物事を、今の見方とは違った見方をすること。

有名な例でいうと、コップに入った水を見て
「もうこれだけしかない」と思うか
「まだこんなにある」と思うか。
同じ物事でも受け取りかたによって、
ポジティブにもネガティブにもなる。

私はどちらかというとネガティブなので
子供たちにはポジティブ思考になってほしいと思っている。
その気持ちが働いたかどうかは、わからないけれど、
ある日のこと。

娘がみかんを食べていて
「種があった」と言った。
とっさに「当たりだね。」と言った。
娘 : 「当たりってなに?」
私 : 「種があるなんて珍しいから、ラッキーだね。
くじ引きでいうと『当たり』だよ。」
娘 : 「やったー!ラッキーなんだね!」

同じことを子供のとき
私も母から言われた。
みかんに種が入ってたら、「あたり」。
私は、すでに素直な年齢ではなかったのか
「なにいってんの、種入ってて食べにくいしハズレでしょ」
と思っていた。

娘と息子は、素直に種はラッキーなんだと受け入れてくれた。
それからは、珍しいものがあれば「あたりだ!ラッキー!」と喜ぶようになった。
例えば、お煎餅の形がいびつだったときでも
彼らにとっては、ラッキーな出来事になる。

大人になっても、
対象がもっと何か大きな出来事だったとしても、
見方を変えて、ラッキーなんだと思えるような人間でいてほしいと思う。

なんの変哲もなくみえる日常に
実は沢山のラッキーが転がっていることを、
子供たちが教えてくれる。


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