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向かい合って座るのではなく
仕事上のことなどで誰かから相談を受けるときには、相談用の部屋に丸いテーブルがあると便利だと思っている。
テーブルが四角だと、二人で向かい合って座ることになるため、どうしても面接のような雰囲気になってしまいがちなのだ。
だからといって、バーやスナックのカウンターのように相手の真横に座るのは不自然だろう。これだと、相手に警戒をされてしまう可能性もある。
だが、丸いテーブルの場合だと、その片側に二人で座れば、適度な距離感を保ちながら相手の横に並ぶことができるのだ。
正面にいるよりも横にいたほうが、資料に目を通すときにも同じ向きで「一緒に」見ることができるし、心理的にフラットな関係をつくりやすいのではないかと思う。
・・・考えてみれば、たとえ四角いテーブルであっても、向き合って座らなければいけないというルールはない。テーブルの角を挟んでお互いが斜め向きに座るなど、工夫はいろいろできるだろう。
相手との物理的・精神的な距離を近くしすぎて、セクハラなどの誤解を招かないように留意をする必要はある。
だが、
「向かい合ってではなく、相手の隣で話を聴く」
という感覚は大事にしていきたいものだ。
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