もったいない・・・
岡山市内の市立小学校に勤務する20代の女性講師が、「ツイキャスで自身の歌声を5年間にわたってライブ配信し、地方公務員法に違反する副業収入約162万円を得ていた」として同市の教育委員会から戒告の懲戒処分を受けた。この女性講師は依願退職をしたという。
・・・勤務時間外の配信だから服務専念義務違反というわけではなく、無許可で副業収入を得ていたことが地方公務員法違反に問われたようだ。
もともと、公立学校の教員の兼職・兼業がすべて禁止されているわけではない。非常勤講師の場合だと特段の制約はないし、常勤であっても株式投資や投資信託、小規模の農業については届出が不要だ。
また、消防団などの地域貢献活動、教育に関する執筆活動や講演、小規模の不動産投資などについては、教育委員会に届け出れば兼職・兼業として認められることになっている。
ちなみに、私の知人のなかには「教員だが実家がお寺」という方がいて、僧侶を兼職・兼業していた。
・・・しかし、今回の「ツイキャス」によるライブ配信については、教育委員会へ兼職・兼業の申請をしたとしても、却下されていた可能性が高いだろうと思われる。
それにしても惜しい。
勤務時間外に自分の歌を動画配信するなんて、理想的な「ワーク・ライフ・バランス」ではないだろうか。
また、5年間で「投げ銭」を100万円以上稼いでいるとなれば、歌声のレベルもかなりのものだっただろう。
そんな先生が学校にいることがわかったら、子どもたちにとって憧れの存在になっていたことは確実だ。
どうにかして、学校で働き続けられるようにできなかったものだろうか。
・・・実にもったいない話である。
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