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「女の愚痴会」から学ぶ事

わたしは最近女の「愚痴」を聞く係になっている
「愚痴」を聞くことは疲れるが
わたしの「学び」に繋がっているとも感じる

女が言う愚痴の相手は大抵女である
「そこまで言わなくてもいいのに」
と感じる事もあれば
「そりゃひどい」「可哀想に」
と感じる事もある

「そこまで言わなくてもいいのに」
と感じた時には
「わたしも何か言われてたりするのかなぁ」
と不安な気持ちになる
「そりゃひどい」「可哀想に」
と感じた時には
「わたしも人に対してそんな気持ちにさせないように気をつけよう」
と思える

「女の愚痴会」は群がると開催される
別に群がる必要はないし、他の場所に行けばいいのだが
わたしは面白半分でいつもヒョコヒョコ群がる
そして自ら発言する事なく
安全な聞き役に回る
そんな昼休みだ

そしてそこでは
自分がいかに周りが見えていないかと言うことに気付かされる
ベテラン女子の目は鋭く
わたしみたいな若造には働かない「勘」とか「情報」を沢山持っている

わたしも普段人間観察が好きで
よく周りの人の動きをジロジロ見ているが
それでも分からないことは沢山ある
だから興味深いし面白い、感心している
他人のことなんだからほっときなよ
と思う人も沢山いるだろうが
わたしは「女の愚痴会」を面白おかしく楽しんでいる
性格の悪い女だとも自覚している

でも勘違いしないで欲しいのは
わたしが所属しているのは
誰かを責める「愚痴会」ではなく
誰かに責められた「愚痴会」である
「被害者の会」と言ってもいいのかもしれない
それくらい話を聞いていると
「ひどい」「可哀想」「おかしい」
と感じるのだ
そして登場する加害者はいつも同じ人である

昼休みにこっそりこんな会が開いていることに勘付くこともなく
毎日毎日新たなネタが飛び交う
その鈍感さや危機管理の無さも学びに変えている
会に参加するたびに学ぶ事は多いが
わたしは敏感になってしまっている
常にアンテナを張り、発言に注意する
他人を傷つけないように
他人を不快にさせないように

なんでもバランスが大事なはずだが
わたしはバランスが悪く極端な性格である
そして繊細なのである

人間関係は難しい
上手く生きようとするから難しい

でも1番に大切にしたいのは他人の心
「必要のない事は発言しない」
それが品のある女性であり、他人の心に影響を及ばさない方法である
必要かどうかを判断できるように
そして、必要のないことを他人に話さなければならないような弱い心を作らないようにしたい

自分の気持ちは自分でコントロールする
でも他人には優しく、広い心を持って
これからも昼休みには群がろうと思う 

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