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企画:ウケとインパクトに全振りしたAppleScriptの本

そういうAppleScriptのインストールと実行を通じて、AppleScriptに慣れてもらおうという本。ただ使ってもらうだけのScript紹介本。


ありそうでなかったScript紹介本

オマケScriptの紹介+導入についてのガイド本。ひたすらインパクトのあるド派手なAppleScriptだけを紹介します。noteに記事を書いて様子を見ながら企画していました。


いろいろ調整していたら、普通にタイトルが読める表紙のほうが印象がいいので修正。ただし、インパクト皆無なのが気になる……


これまでには、地道で着実な入門本を書くことをこころがけてきました。スクリプトエディタの起動方法から使い方からはじめるような、わかりやすい本です。

こんなウケ狙い本は企画したこと自体ありませんでした。

本書では、最低限のインストールや設定の仕方実行の仕方などを紹介します。

Finderスクリプト



Windowsユーザーの方がExplorerとFinderの比較で「パス情報がコピペできないので使いにくい」などと言っているのを聞いていましたので、現在Finderで表示中の最前面のウィンドウを複製するAppleScriptを紹介しましょう。

Finder上で選択中の画像ファイルをリサイズするAppleScript群もよさそうです。倍率を変更するようなものや、ターゲット容量までJPEGの圧縮率を変更して何回もやり直すAppleScriptも便利でインパクトがあります。

選択中のアプリケーションのアイコンをPNGやJPEG形式でデスクトップに書き出すAppleScriptも、日常的に利用しています。

PDF処理系のAppleScriptもいろいろ取り揃えています。選択中のPDFの合計ページ数を計算するものや、選択中のPDFを連結するようなもの、指定の角度に回転させるものも、なかなか使い勝手があります。

選択中のムービー、音声ファイルの再生時間の合計を計算するAppleScriptも便利です。インパクトという面ではいまひとつの感じもしますが……。

Safariスクリプト

Safariのアクセス履歴を分析して、トップ10ドメインを計算してアニメーションする円グラフで表示するAppleScriptはインパクトがあります。

そこまで行かなくても、アクセス履歴を表形式で書き出してもよいでしょう。

YouTubeのムービーを2倍、10倍、100倍速再生するAppleScriptもインパクトがあって有用です。謎のゴニョゴニョ機能もあるので、◯◯も高速再生してあっという間に過ぎ去ってしまいます。

表示中のURLをQRコード化するとか、QRコード画像を読み取ってSafariでオープンするとか、カメラからQRコードを読み取ってSafariで表示するAppleScriptも、意外と転がっていないので、いいかもしれません。

本来は、ここに「表示中のURLを1ページ分の内容がすべて入ったPDFに書き出す」AppleScriptが入っているべきなのですが、Safari自体がバージョンアップしてこの機能を盛り込んだため、あえてAppleScriptで実装したものを含む必要はないでしょう。

ミュージックスクリプト

ライブラリに追加した曲を追加日時をもとにグラフ化するAppleScriptはなかなかインパクトがあるのですが、最近はApple Musicのサブスクリプションで聞いている曲も多いので、ライブラリに追加しないで聞いていません。

このジャンルも、なかなか実用性重視のAppleScriptが多いので、何か、インパクトを中心にみつくろう必要がありそうです。

Pagesスクリプト

Pagesには実際に作業に役立つAppleScriptが大量にあるのですが、逆に実用性に全振りしているのでインパクトのあるものを選びにくい感じです。

選択中のテキストアイテムを、中身のテキストの実サイズに合わせてリサイズするAppleScriptは、実用性がものすごくあるものの、これもインパクトという意味ではいまひとつでしょうか。

指定フォルダ以下のPages書類をすべてピックアップして、ファイル名順に連結するAppleScript(実際に電子書籍を作るのに使っているもの)が一番インパクトがあるかもしれません。

選択中のテキストアイテムのうち、指定フォントサイズのものだけサイズを置換する、というものも実用性Maxなのですが……

Keynoteスクリプト

TOCつきPDFの書き出しAppleScript。これしかないでしょう。

また、すべてのテキスト項目を取り出して、テキスト読み上げの所要時間を計算するAppleScriptはなかなかインパクトあります。

テキストアイテムの色置換もなかなかいい感じです。Appleは文字置換は用意しても、文字サイズ置換や色置換の機能は実装してこないので、インパクトというよりも実用性寄りになりますが……。

現在のスライド上のテキストアイテムを指定のエリア内に詰め込むBin PackingのAppleScriptはなかなかインパクトがあります。

いろいろ掲載候補を検討してみたけれど

案外、Finderのウィンドウを楕円回転させまくるようなものが、ウケたりするんで、なかなか予想どおりにいかなさそうです。


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