「Pages+AppleScriptで本を作ろう」を書き始めた⑪
他の作業を行ったり、他の本を書いて仕上げたりしている間に、ずーっと停滞していたPages+AS本(目下、330ページぐらい)。だいたいこんなところで悩んでいた、という説明です。
お悩みポイント1:Kindleリーダーへの言及
Amazonの電子ブックリーダー「Kindleリーダー」に言及すべきか悩んでいました。
もともと、Kindleリーダーは画面も狭いし白黒なので、自分が一切対象にしてこなかったプラットフォームなのですが(iPadなどのタブレットかパソコンで読んでほしい)、note上でいろいろ利用者が散見されるため、現状を再調査していました。何か、自分が知らないだけで「びっくりするような」変更が加わっているかもしれません。
調べてみて、正直、その認識をひっくり返すほどの「何か」が見つからなかったので、言及する必要がないものと再認識。ソフトウェアとしてKindleリーダーアプリは使えるものの、Kindleリーダーというハードウェアはちょっと……無理がありすぎです。小説などの文字主体のコンテンツ、白黒で表現できているマンガについては問題ないのですが、自分が書くようなものはお話になりません。
ちなみに、自分はPages上でA4判のサイズで作成して、10インチのiPad上で確認を行なっています。文字が大きいとか、図が見えにくいとか。なるべく拡大表示しなくても見えることを心がけて作っています。
お悩みポイント2:付録AppleScriptの解説
本書を読んでPagesで本を作ってみようという人はいることでしょう。実際に使っているわけですし。
ただ、AppleScriptでその作業を効率化しようというレベルの人がどの程度いるものか。本書の記事中でいろいろ言及しても、テンポが悪くなるだけであまりよくないという判断を下していました。
そうはいっても、まったく説明を行わないのはいかがなものか? という話でありまして、付録アーカイブに説明用のPDFをつける。つまり、本書内ではあまり言及しないという方針も検討していたのですが、それはそれで辛かろう、と。
最終的に、巻末の「資料」セクション(10章)で使い方や前提条件をしつこいぐらいに説明しておいて、それで付録Scriptへの「つなぎ」を行おうという結論を出しました。