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2024年、Apple製品ラインナップの「呪い」が解除される?

Apple製品には「不文律」といいますか、厳格なルールがあり、長年製品ラインナップにはその「しばり」があったのですが、どうもその条件が緩和されるように社内で話が進んだように見えてきました。

それは、画面サイズごとの各製品のすみわけが強制されている(かもしれない)、ということです。

画面サイズごとの製品ラインナップの棲み分け

これまでは、画面のサイズごとに、

4.7〜6.7インチ:iPhone、iPhone SE、iPhone Pro、iPhone Pro Max
8〜12インチ:iPad、iPad Pro、iPad Air
13〜15インチ:MacBook Air
14〜16インチ:MacBook Pro
24インチ:iMac

といった棲み分けが行われてきました。

「iPadよりも画面の大きなiPhone」とか、「iMacよりも画面の大きなiPad」みたいなものは、物理的に成立しにくいところですが、画面サイズごとに製品の棲み分けが厳密に行われてきました

10インチ画面のMacBook Airは出てきませんでしたし、12インチよりも画面サイズの大きなiPad Proもありませんでした。

12〜16インチあたりが非常に混んでいて、このあたりが「持ち歩きと利用時の兼ね合い」を満たすスイートスポットだとは分かるものの、14インチぐらいの画面サイズのiPad Proがあってもおかしくはないですし、iPad Proよりも画面の小さなMacBook Airというのも、成立するかもしれません。それが厳格なルールにより、線引きされてきたのが「これまで」の製品ラインナップでした。

どうも、長年徹底されてきたこの画面サイズ別の製品ラインナップ区分というルールが、解除されたのではないか? という昨今の情勢です。

根拠は、割とそうした製品に関する「噂」が定期的にバラ撒かれていることと、iPad Proが本当にPro向けだという主張をAppleが継続するのであれば(寝言だと思っていますが)、12.9インチでは画面が狭くて使い物にならないためです。

一方、狭い画面でmacOSを使うと、こちらも使い勝手がよろしくないため、Macで極端に狭い画面というのは採用しないとは思います。

MacBook Air/Proについて、13インチよりも小さい画面というのは、MacBook Air 11インチが廃止されて以降は出ていませんでした。日本人の女性には好まれていたサイズだったので、いまのApple Silicon Macを構成する技術でリメイクしたら、いい感じのものができそうではあります(日本以外のエリアではあの製品は全然受けていないようだったので、話半分ぐらいに見てください)。

そのほか、Apple製品に長年積み重なっている「逼塞感」(ひっそくかん)というのでしょうか、ワンパターン過ぎてマンネリすぎるという状況を払拭したい「のではないか」というか、それぐらいしかいまのAppleには出来ないんじゃないかという話でもあります。

また、価格別の棲み分けや、重量別の棲み分けとかいった別の指標が存在していることはもちろんあることでしょう。液晶ではなく有機ELを採用することで、大画面でも重量を軽くできるという、前提条件が変わってくると製品ラインナップも変わってくることでしょう。

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