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ぼくたちがこころうごくもの

久しぶりの登場福原です。
まさかのやめてませんでした。
タイトルを全てひらがなにする事により圧倒的天才感を演出しております。感受性が高いふりをしています。

先月、同期を中心にチーム結成。男子新体操の全日本社会人大会に出場してきました。
チーム名「halea」まさかの監督です。

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(監督感を出す事に集中する福原)

僕は器械体操部なので新体操は部室で練習をサボってリングで遊んでたくらいの経験しかありません。
踊りの技術に至っては、体操部で踊るカッポレねぶたというダンスが下手すぎて3年生なのに1番後ろの列に追いやられた苦い思い出があります。悔しい。

そんな僕ですが名ばかりの監督をさせてもらいました。
年明けから始まったこのプロジェクト。
みんな住んでる場所も仕事環境もバラバラ。
集まることはなかなか難しく、初めて6人全員が揃ったのは試合2日前。

初日の練習を終え、いけるかも!と思ったのもつかの間。
2日目(試合前日)はこんな感じ。

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※数年ぶりの新体操に体がバキバキになりとても動ける状態ではなく、今日練習やめようぜと誰かが言ってくれるのを期待して待つが、日本一になったプライドで誰も言い出せず、出発時間を1時間過ぎるメンバー達

ちゃんとその後頑張ってましたよ。

さてここからが本題なのですが(前置きが長い)
僕は彼らの本番の演技を間近で見て不覚にも泣きそうになったんですね。
しかも演技始まって割と最初の方からずっと笑
内容は決して良くないですよ。同じクラスだった陽平は見せ場のソロパートで後ろにふらつくし、翔ちゃんは3バックで死にそうになってるし、しげちゃんはラスト精魂尽き果ててぶっ倒れただけだし。笑

でも感動したんですよね。なぜか。それって何に感動したかってずっと考えてて。
ああ物語なんだなぁと。
練習期間3日間に物語なんかないだろって思うかもしれないけれど。
あの日の演技は彼らが新体操に人生を捧げた時間+3日間だった。
そして新体操から離れ、それぞれ過ごした時間+3分間だった。

学校の先生になったメンバーもいる。
パフォーマーとして今も第一線に立ち続けているメンバーもいる。
そして家庭を持ちパパになったメンバーもいる。

彼らのプライベートの事まで知らないけど、ああきっとここまで来るのに忙しい合間を縫って練習したんだなぁって。現役の頃の怪我を抱えて演技してる姿とか。兄弟で初めて同じフロアに立ってる姿とか、まだ物心つかない我が子に見せる演技とか。高校の時から色褪せない鋭い目つきとか。

僕は彼らの演技を通して彼らの背景にあるストーリーを感じた。だから泣けたんだよなぁ。

もしこの先技術が進歩して、新体操ロボットが出来て、どんな難しい技を1ミリたりとも狂わないで演技したとしても凄いとは思うかもしれないけど感動はしないと思う。だってストーリーがないから。

どんな素晴らしい劇団の演技より、我が子の学習発表会の劇で泣いたりするじゃないですか。へたくそな歌でも感動するじゃないですか。

それと一緒でクオリティーではなくストーリーで僕達は心が動く。

逆に僕はもう人間にはそれしかないと思っていて。仕事も技術も能力もクオリティーもおそらくこの先進化していくテクノロジーにはかなわない。

そして今回しかり、子どもの学習発表会しかり「ストーリーを知ってもらっている」事が大切(前提)なのでストーリーで人を動かそうと思ったらまず発信しないといけないのですよね。
これが難しい。。。

それをしようと思ってnote始めたのですが、半年間noteサボっててごめんなさい。

これからちゃんと更新していきます!
(と見せかけてたまにしかしません)

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みんなまた焼肉食おうね^ ^

おしまい



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