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きまぐれなレンズに振り回される(SMC PENTAX 50mm f1.4)

僕のPENTAX K-5にはSMC 50mm f1.4を常用レンズとして使ってるんだけど、Kマウント初期のオールドレンズなのか個体差なのかわからないけどかなりのクセ玉で……。

逆光で撮ろうものなら盛大にフレアが出て何が写ってるかわからなくなるし点光源が入るとこれまた周りに特大のフレアが出てしまう。たぶん経年劣化が原因のクモリ玉なんだろうけど。

そんな気まぐれなところが気に入っていて、開放のときと絞り込んだときの描写のギャップもかなり好きだ。ツンデレなんすよねこのレンズ。

中古だとSMC-Mをよくみかけるけど、僕がSMC初代の50mm、35mm、135mmを使ってたせいでMシリーズにはちょっと抵抗がある。絞り環が狭いのがなんか気になるんだよね。

このレンズに限らず、オールドレンズは絞り込むと描写がシャープになっていくけどこの子の場合、調子のいい日悪い日が分かりやすい気がする。例えばいまの時期なら葉が落ちた木なんかを撮ってみると「なんかきょう解像感いまいちだなあ……」と思うときがある。なのに次の日同じ場所を撮ると「お、すっげえ解像してる」と思うときもある。

もしかしたらもっと高画素のカメラで撮ったらこんな気まぐれさも薄れるのかもしれないけどね。フルサイズのK-1とか今めっちゃほしい。まあAPS-Cの1600万画素とフルサイズの3600万画素じゃ画素ピッチがほぼ変わらないから解像感は変わらないのかもしれないけど。

結局のところ、日替わりで気まぐれな写りをするこのレンズが好きだし、そんな気まぐれなレンズを受け入れてくれるK-5も好きなんだよね。

それにしてもオールドレンズ使うならやっぱりフルサイズがほしい……

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