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自由律俳句

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2023年4月の記事一覧

【自由律俳句】PayPayの次の手はすぐに出てきた

【自由律俳句】PayPayの次の手はすぐに出てきた

PayPayの次の手はすぐに出てきた

チーズ好きを名乗るには味の幅が広すぎる

歌詞を見たら歌えなくなった

駐車場のバーをくぐって出てきた親子

雨音が大サビに入った

改装していて見過ごした

インフルエンサーの直球疑問提起

あの会社はもう誰もマスクをしていない

そこと呼んでいた場所はここになった

ラジオの記憶があの夜に還す

スポンサーから視聴者層を邪推

無言リクライニング爺の白髪

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売り子の指が入ったとも知らずに

売り子の指が入ったとも知らずに

コネクションが乱れ咲く店先で

英語の訳では複数形だ

西日は新人の額でなお輝き

彼シャツみたいなサイズのスマホ

知らない話題に付いていく顔にしてはクール

午後六時の飲酒を夢想

社会の激変と変わらない価値観を謳う謳う

水道橋では猫背の仲間も頼りない

せめて相手クローザーが出る展開を望んだ

ここらの夜風はさすがに春らしい

大江戸線の追い討ちエスカレーター

売り子の指が入ったとも知ら

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絶対に絶対評価だと思っていた

絶対に絶対評価だと思っていた

3日前の服装だと暑い

どこかで生きてるんだよな

マンダリンのMかしら

知らない土地の天気は不健康

筆跡の期限は闇雲だ

鏡はないのに広く見えた

同じ円をいくつも描いてきた

共に腰掛けたのはシーソー

まだらな雪に用はない

リビングから知らないいびき

学校指定かのようなエアフォース

絶対に絶対評価だと思ってた

割り込むほどでも無かった

代名詞が窮屈そうにしている

今から行けば

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