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息子との会話

noteを利用する時 日曜以外の投稿は考えてもいなかった

だけど ちょっとだけ 息子との会話を投稿してみたくなった

まずは私の話しから

私は小学校の頃 給食が嫌いだった

温い牛乳
団子のようにくっついたご飯=やらかいご飯が苦手
パサパサのパン
脂身のついた冷めたカツ

とりわけ脂身のついた冷めたカツは喉を通らなかった

何度も吐きそうになりながら
何時間もかけて食べさせられた

昭和45年生まれの私は
残さず食べるの時代だった

給食の時間が終わり一斉に机と椅子を
教室の後ろに下げる
掃除が始まる
窓から射し込む太陽がホウキで掃いて舞ったホコリたちを照らす
そんな中 何度も吐きそうになりながらカツを食べた 
食べ終わるまで席を立つ事は許されなかった

ここからは息子の話し

『インゲンとオクラが苦手だったんだよな』

オクラが苦手だった話しは以前聞いていた

私は切り口が星みたで可愛いいと
幼稚園のお弁当によくそれを入れていた
茹でるだけで 簡単  彩りも綺麗
そんな理由もあった

息子は20歳になるまでそれを言わなかった
お弁当箱はいつも空だったし

食は細かったが家で出す物を残す事はなかった

なかったというより

食が細かった息子を心配してあれこれ食育の本を読んだ

『子供は食べる物も食べる量も分かっています 無理に嫌いな物をたべさせる必要はありません』

それから私の中では息子は好き嫌いの無い子になっていた

そこにインゲンが加わった

(一瞬今まで息子の嫌いな食べ物を把握していなかった事に凹んだ)


それは幼稚園の給食で出された

息子も残さず食べるの時代に育っている

嫌いなインゲンが喉を通るわけもなく

まだ口の中に有る状態で

昼食の最後に出される大好きなカンユを口に入れられた
(けして担当の先生を非難してはいません 誤解無いように書き加えておきます)

嫌いなインゲンを頑張って食べた後にご褒美として口に入れたかった
 
嫌いなインゲンと大好きなカンユが口の中で何とも言い難い状態になった

お友達の笑い声が園庭に響く
速くあの輪の中に入りたい

速くホコリ舞う教室から出て
校庭で遊びたい

息子も私と同じ思いを体験していた

残さず食べるの時代が人生にどれ位役立っているから分からないが

『残さず食べるの時代だったね』って

笑い合いながら話せた事

息子との楽しい時間を過ごせた事には感謝  かな

#教室 #給食#息子#会話#カンユ




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