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起業すると心に決めてから自身に起こったこと(解決編)

今日は前回からの解決編です。

クリエイティブアボイダンスに襲われた状態を、どのように突破したのか。
それは、この一言です。

「覚悟」

ただ、これだと単なる根性論に見えてしまうので、解決までのプロセスを認知科学によって解釈したいと思います。まず、なぜこんな状態、クリエイティブアボイダンスにまみれたか?
その答えは、ホメオスタシスのフィードバックです。
ホメオスタシスのフィードバックとは、コンフォートゾーンに戻ろうとする力です。起業当時の私は、サラリーマンという現状にコンフォートゾーンがあったんです。
ただし、ここに戻ろうとするホメオスタシスのフィードバックは、人であれば当たり前のことなんですね。
なぜなら、私たちが平熱が36℃の体温を維持できることと同じ人の体の仕組みだからです。
そして、これは身体機能だけでなく心理機能でも起こります。

では、ホメオスタシスのフィードバックにどのように対応すれば良いか?

答えは、
現状の外のゴール側にホメオスタシスのフィードバックがかかるようにしちゃうです。

そして、その手段は、現状の外のゴール側に臨場感を持たせることなんです。私の場合、投資家との話す機会をひたすら持つことで、実現させました。

つまり、ひたすらpitchするです。

今年前半は、シード期での資金調達のために、一週間に複数の投資家とのコンタクトの日々でした。そこでいただく多くのフィードバック(大変厳しいご指摘)と、それを受けて改善や見直すことの連続。共同創業者と一緒にとにかく積み重ねること。

アポとる ⇒ pitch ⇒ ダメ出し ⇒ 見直す

これを続ける毎日だったんですね。
正直、先が見えないような気持ちにもなりますが、何十社と繰り返すと、少しずつ自分の心境に変化が出てきたわけです。

数をこなしていく、

数をこなしていく、

逃げずに続ける、
  ・
  ・
  ・

気づくと、私自身はすっかり起業家としての自分を形成して、話し方や生活スタイルまで変わっていきました。
このように、起業家としての臨場感がどんどん増え、それと反比例するように、サラリーマンとしての日常の臨場感が薄れていく。
3ヶ月後には、すっかりサラリーマンに戻れないマインドに。

これが、起業すると心に決めてから自身に起こったことの、認知科学による解釈です。

ただし、実際は、認知科学を勉強する前の出来事なので、諦めず現状の外のゴールへ向かえたことは、運がよかったなと思います。

ただ、それは単なるラッキー(運)とは思ってません。

なぜかというと、自分の覚悟に嘘をつかず向かうことで、今があるからです。
だから、一番大事なのは、覚悟だったと冒頭で触れたわけです。

現状の外のゴールを持って、それに動き出したら、誰でもこのマインドの変化に触れることになります。なぜかというと、クリエイティブアフォイダンスが出ない場合は、現状の延長のゴールだから。

現状の外のゴールとは、そのレベル感です。

そして、いくら認知科学を勉強し、脳と心の動きをわかったとしても、現状の外のゴールに挑戦するかどうかは、結局は本人の覚悟だと思います。
わたしも、今振り返ると、その覚悟がなければ、投資家への資金調達というタフなアクションを続けていなかったと思います。

そして、その覚悟は一人で持つことはとっても難しい。持てたとしても維持することはさらに難しい。

だからこそ、今、コーチングの重要性を考えています。

私は、この起業という挑戦に、コーチングメソッドで臨んでいます。

そして、同時にコーチとしてクライアントセッションも持つことで、私と同じように人生に向き合う人の応援もしています。
これからも、コーチングで学んだことを、実際に自己適応して起こったこと、書いていこうと思います。
面白いと思った方は、また読んでいただけると嬉しいです。

また、私自身は、この経験を自分を変えたいと思う人に届けたく、自身でもコーチングのセッションにて、クライアントの人生を変える取り組みをしています。
セッションは随時お受けしているので、興味があれば、一度フォームをご覧になっていただければと思います。

では、また次のエピソードでお会いしましょう。

新井田

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