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halca 2nd album 『nolca solca』全曲感想・紹介

はじめに 

約1年振りの更新になります。こんなはずじゃなかった
今回はhalcaさんが2023年1月25日にリリースした2ndアルバム「nolca solca」について感想にまとめていきたいと思います。

フラゲ日である1月24日の朝5時に手に入れ、熱をそのまま閉じ込めるべく勢いで朝8時に書き上げた全曲インプレッションもあるので併せてどうぞ。
今回はリリースから約2ヶ月経ってじっくり聴いたからこその想いが書ければと思います。

「nolca solca」とは?

表題にある通り、halcaさんの2ndフルアルバムになります。
前作「assortrip」から約3年振りのリリースとなり、楽曲もhalcaさんの3年間とその先へ向けての想いがぎゅっと詰まった1枚になっています。

収録曲(☆は新曲)

既存曲については紹介と流れについてに留め、感想は新曲をメインにできればと思います。それではよろしくお願いします。

M1. 時としてバイオレンス

「邪神ちゃんドロップキック´」のオープニングテーマであり、このアルバムの中では1番リリースされてからの期間が長い曲になります。
1曲目が既存曲ということでアルバム好きとしては好みが分かれる部分かと思いますが、3年間を辿れるアルバムとして疾走感があり1番歴史があるこの曲から始まるのは綺麗な形だと思いました。
「バクダン」「キミと私のどちらかが壊れる日まで」といった物騒な歌詞をキュートな歌声で歌い上げるのがとてもツボです。

M2. FIRST DROP

「彼女、お借りします」第1期7話の特別エンディングテーマとなった曲です。
1曲目から通して聴くと一気に流れが変わったような印象を受け、ジェットコースターのように起伏するこのアルバムの自己紹介になっているような形で、これを既存曲で表現できるのはhalcaさんがこれまでに積み上げたものの大きさを改めて感じます。
この曲の歌詞に出てくる「私と出会ってくれてありがとう」というフレーズがストレートながら心の深くまで染みてきて、halcaさんの曲の中でもトップクラスにお気に入りだったりします。

M3. weather through☆

halcaさんが作詞された曲です。
歌詞を見ると主人公はずっとぼんやり曇り空のように悩んでいるけど曲調は跳ねていて、「ほらたぶん 天気のせいだよ」って歌詞と相まって聴いていると心がすっと軽くなれます。
雨上がりのようなイントロもお気に入りです。
halcaさんの歌詞はこれで4作目になるのですが、普段の言葉選びからひらがなの使い方が印象的で、歌詞を読みながら聴くとまたちがった印象になると思うのでおすすめです。

M4. もういいや。

SPYAIRのベーシストであるMOMIKENさんの提供曲になります。
MOMIKENさんはバンドでは主に作詞を担当されているので、作曲ともなるとかなりレアな印象がありますが、SPYAIRサウンドそのままと言っていいくらいゴリゴリのロックチューンに仕上がっていて最高にかっこいいです。
ベースのRECもMOMIKENさんが担当されています。
Aメロでは特にhalcaさんの持ち曲の中でもかなりの低音ボイスを楽しむことができ、初めて聴いたときは「こわい」という感想が出てきたくらいです。
weather throughの「天気のせいだよ」というゆるい雰囲気からこの曲に繋がるのもこの曲のかっこよさが引き立っていていいなあと思いました。
(あまりの起伏に情緒どこいった???って混乱してました)

M5. あれこれドラスティック feat. 鈴木愛奈

邪神ちゃんドロップキックXのオープニングテーマであり、初のフィーチャリングアーティストに鈴木愛奈さんを迎えた楽曲になります。
クレジットとしてはM8の誰彼スクランブルと同じく田淵智也さん、そして林直大さんの共作になっています。
林さんらしくスピーディーなやっていきメロディと田淵さんらしいキャッチーな部分が最高に楽しい楽曲ですね。
鈴木愛奈さんとは作品を越えたやり取りが見られるようになってきて、2人の仲を知るごとにこの曲がさらに愛らしくなれます。
「何をやったっていいのだ こんな奇跡みたいなタイミングだから」という歌詞が幸せすぎて、疾走感ある曲ですが聴いていると泣きそうになります。

M6. なんで?なんで?なんで?☆

北川勝利さんの提供曲になります。
北川さん節が効きまくった曲で、halcaさんといえばかわいい、という印象は強いかと思いますが、halcaさんとしてはこれまでありそうでなかった曲だと思いました。
音が色んなところで遊んでいるようで、音場の広い定位が正確なイヤホン・ヘッドホンで聴くと耳が幸せになれるのでおすすめです。
コーラスが本当にかわいくて、サビ前も最高ですが「今夜、トキメキのフライデイ」あたりの「いえーい!」「ふぅー!」がお気に入りです。

M7. 告白バンジージャンプ

「彼女、お借りします」第1期のエンディングテーマになります。
アルバムの折り返しとしてスパイスになっていてさらに気持ちが上がりますし、なんで?なんで?なんで?でひたすらキュートを浴びてから聴くこの曲のイントロはさらにドキドキします。
聴けば聴くほどかっこよさが滲み出てくる曲で、最初に聴いたときからけっこう印象の変わった曲の1つかもしれません。

M8. LOVEして☆

コレサワさんの提供曲になります。
「君だけ」以来2曲目のコレサワ楽曲になるのですが、毎回LINEでhalcaさんがコレサワさんに「重たいメッセージ」を送って作られているそうで、原文をいつか見てみたいなあと思っています(笑)
「愛して もっと愛してよ 愛して なでなでしてよ ねぇ」という歌い出しから始まり、歌詞だけ読むと恐怖が強いのですがひたすらhalcaさんの願望が詰まった可愛さでいっぱいの曲になっています。
男性目線と女性目線で感想がガラッと変わる曲だと思うので、色んな人の感想を僕も見てみたいですね。
ちょっとナロー気味というか、シンガーソングライター感の強い歌い方もかっこよくて素敵な1曲です。

M9. 誰彼スクランブル

「Engage Kiss」のオープニングテーマになります。
田淵智也さん提供曲で、これでもか!というくらいのスピードと音数が詰まった楽曲になっています。イントロのドラムのはちゃめちゃ具合が最高ですね!
どこで息継ぎしてるんだろう?というくらいの畳みかけ具合で、halcaさんは田淵さんに対して誰ですかこんな曲つくったの!と言われたそうですが聴いてるこちらからすると誰だよこんな曲歌えるの!(最大級の褒め)という気持ちでいっぱいです。
こういった曲調に出来るのも田淵さんからhalcaさんへの信頼あってこそだと思うので、その辺りも想像してみるととても熱いものがあるなと思います。
川口圭太さんのギラギラなアレンジも良い味出していて、細かい部分を聴けば聴くほど楽しくなれる1曲ですね。

M10. BUZZER BEATER☆

the peggiesの北澤ゆうほさん提供曲になります。
「反撃だ!今!」という力強い歌詞と歌声で思いっきり手を引いてくれるような気がして、たくさんの勇気をもらえる楽曲です。
ゆうほさんがペギーズで歌われている人間味のある部分というか、言葉が合っているかわかりませんが泥臭い部分がとても好きで(青すぎる空 とか)
この曲からもいっしょになって進みたくなるような気持ちにさせてくれますし、ペギーズとしても聴いてみたいなと思いました。
サビを聴いているとまだライブで生で聴いていないのにライブ会場の景色がぶわーって浮かんできて、それが幸せな空間すぎて涙が出てきます。

M11. キミがいたしるし

『BORUTO-ボルト- NARUTO NEXT GENERATIONS』2021年4月クールのエンディングテーマになります。
コロナ禍からちょうど1年くらいに出た曲ということもあり、会いたい人に会いたくても会えない苦しい中でも「つながる想いが負けない力くれる」という歌詞と歌にとても支えられてきました。
会いたくても会えない人、いつか会えるときでも、もう会えないとしても、そんな人がいる人には是非聴いてほしいです。
そして強い芯のあるこの曲がアルバムのこの位置にあることで、halcaさんのこれからも楽しみにできるような信頼感を感じることができました。

M12. ロマンティックマニフェスト☆

「かぐや様は告らせたい-ファーストキッスは終わらない-」の挿入歌になっています。
作品のちょうどキーとなるシーンで使われていて、僕は挿入歌としてこの曲を初めて聴いたのですがここ数年では覚えのないくらいドキドキしました。
愛とは何か、考えさせられながら伝えてくれるような曲で、冬にぴったりな1曲になっています。
クレジットを見るとわかるのですが、このアルバム随一の楽器隊の多さを誇っています。生音が多ければいいというものでもないですが、それだけかぐや様チームがこの曲に対して強いこだわりを持って取り組まれている想いを感じるとともにhalcaさんもそれに応えたからこそ素敵な楽曲に仕上がっているのだと感じました。
アニメは先に劇場版で公開されていたのですが、テレビでも近々放送されるそうなので是非チェックしてみてください。

おわりに

雑多に書き記してしまったのですが、いかがだったでしょうか。
個人的にはhalcaさんのこの3年間を1曲目から辿ることができて、さらに短編集のように色々な世界をくるくると旅をしているような気持ちになれる最高に楽しいアルバムだなと思っています。
1曲目から通して聴いてみるとそれぞれが濃いのにあっという間に終わるという不思議な感覚を楽しめます。

halcaさんはこのアルバムを引っ提げ、自身初のフルバンド構成で初のツアーを東名阪で開催される予定です。
アルバムを聴いて気になった方、既に気になってるけど迷っている方は是非遊びに行ってみてはいかがでしょうか。楽しいことが待ってると思います。
筆者は全公演行きますので、どこかでいっしょにあそべたらうれしいです!
それでは。

LAWSON presents halca first tour 2023 “nolca solca culca”
2023年4月29日(土)

大阪・Shangri-La
OPEN:17:15/START:18:00

2023年4月30日(日)

愛知・SPADE BOX
OPEN:17:15/START:18:00

2023年5月6日(土)

東京・Spotify O-WEST
OPEN:17:00/START:18:00


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