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アジアの国の片隅で(その②)

あっぢぃぃぃ夏ですね。
さてさて、今回は無事にベトナムはハノイに到着してからのお話です。

○飛遊編①
ハノイ旧市街のホテルに到着してひとまず荷物を置き、一息つくことに。
ホテルの2Fだったかなぁ、広さも確か8畳くらいでベッドとテレビがあって、それなりに綺麗な感じに整っていたので安心して泊まれそう
ただ、、、床にアリンコが列をなしていたのは少しだけ引いたけどまぁそんくらいOKでしょ!ということでさっそく街に散策へ行くことに。

まずはプラプラと周辺を散策して街の様子を眺めてみようとホテルを出ました。
道に出て、独特の匂いや喧騒に包まれた雑然とした街の様子に少し戸惑いを感じつつも歩いていると、道端では片足がないホームレスのような感じの人が地べたに座りお金を恵んでくれと無心していたり、とにかく誰かしらから「どこにいくんだ?」とか話しかけて来られたり、ただただ道を歩くのも忙しい
(今は街の様子も変わっているのかなぁ。)
通りは特にノーヘルでバイクに乗ってる人たちでごった返していました。
でも数日してそんな感じに慣れてしまうと今度は逆に日本に帰ってからしばらくは道端で誰にも話しかけられないこと違和感というのか少し寂しさを感じるくらいになりました。
(日本でいきなり知らん人からバンバン話しかけられることってまずないものね。)

印象的だったのは、しばらく歩いていると日本だと小学生くらいの小さな男の子が地図やアメを買ってくれとしつこく頼んできて何だか無碍に断るのに後ろめたさを感じつつもノーノーとか言いながら歩いていた様な気がします。
小さいのに本当に自分たちの生活のために苦しみながらもやっている事だとしたら、逞しいと感じると同時に僕の反応はどんな風に映ったのだろうかとまた複雑な気持ちになりました。
と、こうして思い出して書いていると、あの時の街の様子が蘇ってきて偶然出会ったあの人たちが今はどうしているのだろうかとふと気になりますね。元気に過ごしているといいな。。。

しばらくしてからホテルに戻ると天候が急転し、突然のスコールが。気候も日本とは違うなぁなんて感じたことを思い出します。(でも今は日本もスコールみたいなことも増えましたね。)

初日の晩御飯とかどうしたのか全く思い出せないけど、シャワー浴びて夜に部屋で休んでいた時のこと。。。

突然部屋の電話が!
ジリリリリ!!!

ビックリしてその電話に出てみると、従業員なのか他の部屋の人なのかよく分かんないけど、男の人の声で「君は日本から来て寂しいんじゃないかなと心配しているんだ。一緒に遊びに行かないか?」みたいな誘いの連絡でした。
こえぇよ…誰だよ。
ノーノー、アイムソータイアードよ。ソーリーソーリー
という感じで流石に断りました。

その次の日には昼ごはんを食べに外に出ました。何となくガイドブックにあったお店を目当てにしてたのかどうだったか記憶はないけど、街を歩いて見つけた一軒の小さな飲食店へ。
(多分、ホアンキエム湖の東側辺りじゃないかと)
ビュッフェぽくいくつか並ぶ食材を指差して選んでという感じだったと思います。お店の人にも勧められたりして何品か選んで。
それから確か瓶だった気がするけどペプシコーラも。そのペプシコーラはほとんど炭酸が抜けて気の抜けた味になっていたんだけど、異国の地で暑いなか一人歩いて辿り着いたお店の、そのコーラが何だか格別に美味かったのです。

うめぇぇぇ、、、沁みるぅぅぅ。

それは僕の生涯でも思い出深い、本当に美味かった味だなぁと。
かなり食べたけどお会計は日本円で100円くらいでした。そのお店はその後も行ったんだけど、お店の人やその子どもかなぁ、覚えてくれていて、「おぉ、お前か、いらっしゃい!」みたいな雰囲気を感じて嬉しかったのも覚えています。

宿泊したホテルに帰ってからロビーに日本人の女子学生がいて、友達二人で旅行中らしく色々と話をしたら「私たち宿泊費は一泊11ドルだよ」って。。。ぐぅ、まだ値切れたのか。。。
でもね、お金あるはずなのに何か値切ってしまうのと、何かふっかけられて騙された感を感じてしまうのと複雑な気持ちにもなりますよね。

あと一人旅で来たからには旅先で日本人に会ってもそんなに仲良くしたりしないで過ごそうなんて変な風に思っていたところでしたが、不安な旅先で出会う日本人の方たちと日本語で話が出来る安心感ったらないねぇ。。。それからは見かけたらすぐに声掛けてました笑

ホテルには確か二、三泊した後、近くのユースホテルに移動して数日宿泊。そこは一泊5ドルくらいで、ベッドが4つ並んだ共同のドミトリーでした。
僕の泊まる部屋にはフランス人の男性が1人いて、これまた簡単な英語で話をしながらステイしたのでした。
そのフランス人、ある日部屋で足を怪我していて、どーしたの!?って聞くと、バイクで転んだとのこと。まじ痛そうで、異国の地でそんなの大変そうで、何とも気を付けないといけないと感じました。そこまでの怪我ではなさそうだったから良かったけども。
異国の地で怪我したり病気になるリスクは、当時はそこまで考えなしだったけども、考えておいた方が良いですよね。

そこにも数日ステイしたのかな…そこからもともと旅程に組んでいた中部の都市、ダナンを目指して移動することに。
行きは列車で帰りはバスということにしていたのでまずは行きの列車の片道チケットを買いに駅まで行き、何とか買うことが出来ました。
夜22時に出発して翌日の夜19時頃にダナンに到着する長旅で、列車も座席が木製ベンチの二等客室みたいな感じ。

またまた不安入り混じる中、夜の駅から列車に乗り、ダナンに向けて出発するのでした。

その③へ続く…

#一人旅   #ベトナム  #エッセイ  #旅行記

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