白黒つけないカフェオレ
昔から、白黒はっきりつけるのがニガテです。
ニガテって書くと、白黒はっきりつけることが絶対いいこと!みたいになっちゃうけれど。
あくまでわたしの体感ですが、実際に生きてる中で求められるのって、白黒はっきりした意見の方が多い気がします。
それはたぶん、
あなたはAがいいの?Bがいいの?
って聞かれたときに、スパッと「こっち!」って言えた方が、いろいろ分かりやすいし、周りの人もやりやすいからなんだと思います。
一方わたしはというと、
う〜ん、AにもBにも良い所と悪い所があるし、
この場合はAが良くて、
でもこの場合だとBが良くて…
ってな感じで、なかなかどっちかに決められないです。
無印良品みたいなシンプルなものを集めたくなったと思ったら、今度はカラフルで可愛いものを集めたくなったり、
noteも、「だ/である調」で書きたくなったと思ったら、今度は「です/ます調」で書きたくなってくるし…
こういう自分の趣味とかの範囲であれば、
白黒はっきりしてなくてもだれにも怒られたりしません。でも、方向性を定められる人がうらやましいんです。わたしはこの路線でいくぜ!って。
もちろん授業でのディスカッションだったり、バイトだったりで、AかBか示さなきゃいけない時は 自分の気持ちにより近い方に決めます。
でも、「しいていえば…」で決めたら決めたで、
内心煮え切ってない自分がいやになっちゃう。
いやー全然はっきりできないなぁ…
じゃあそれはなんでだろうって考えてみると、
まず思いついたのは、それぞれの選択肢のメリットとデメリットを、ちゃんと想像できているからってことです。
だから考えすぎた結果、
どっちの選択肢も選びたい、
またはどっちも選びたくないという気持ちが生まれるんじゃないかなと。
もうひとつは、「A!」って決めた後に、
「やっぱりBにしておけばよかった!」
ってなるのが極度に怖いのかな〜って思いました。
だからどっちかに決めきらないし、決めきれないのかな。
そういうことが起こるたび、
わたしは心の中でこのうたを思い出します。
カフェオーレが飲みたいの
強いコーヒーもいいけど
やさしいミルクもステキなの
白黒つけないカフェオーレ
カフェオーレのうた/きっかレン
この歌はすごいです。
だって、こんなに白黒はっきりできなくて
モヤモヤする気持ちに、
「カフェオレ」って名前を付けてくれてるんです。
(そういう意図の歌ではないかもしれないけど)
コーヒーか、ミルクかじゃないカフェオレは
「白黒つけない人も居ていいよ」
って言ってくれてるような気がする。
(カフェオレの過大解釈)
カフェオレ的な意見も、あってよくて
カフェオレ的なじぶんも、居ていいのかな〜
なんて思ったりしてます。
…なんかカフェオレ飲みたくなってきたなぁ
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