スパイって本当にいるの?
せり丸です、こんばんは。
スパイについて書かれた本『スパイのためのハンドブック』ウォルフガング・ロッツ(著)を読んだのだが、
スパイって本当にいるの?
『スパイのためのハンドブック』の著者は、ウォルフガング・ロッツ
と言う人で、彼はイスラエルの軍人を経たのちに、伝説的なスパイとして英雄と呼ばれたそうです。
ロッツの功績と辞職まで
元ドイツ国防軍将校としてエジプト軍将校から軍事関連の相談に乗ったり、ドイツ人科学者グループからミサイルや国産戦闘機の開発状況についての話を聞いたり、エジプト上流社会の知り合いに頼んでミサイル・サイトや空軍基地を案内させるなどして詳細な軍事機密を収集し、自宅から機密無線で送信し、第三次中東戦争におけるイスラエル軍の勝利に大きく貢献した。
この様な活動の一環として、ロッツとオットー・スコルツェニーより手に入れた、エジプトの兵器開発に携わっているドイツ人科学者のリストを作成して彼らに手紙爆弾を送りつけ、兵器開発から手を引かせるなどの工作をした。この手紙爆弾作戦により西ドイツとイスラエルの関係は一時悪化した。
さらにこれがきっかけとなって西ドイツとの関係を憂慮したイスラエル首相ダヴィド・ベン=グリオンとモサッド長官イサル・ハルエルの間で意見が衝突し、ハルエルが辞任。ベングリオン内閣もハルエル辞任騒動の責任をとって総辞職することになった。
イスラエル軍を勝利に導くために、エジプトやドイツに諜報活動をして情報を流していたそうです。
スパイはどんな風にしたらなれるの?
現代もスパイがいるのかが疑問なのですが、もしスパイになろうと思うのならば方法としては、
1.スパイ活動をしている人に会って紹介してもらう
2.スパイ活動をしている人を知っている人に紹介してもらう
この方法しかまず無いとのこと、たまにヘッドハンディグみたいな形でオファーが来るそうなのだが、現実的に考えて確率は低いだろう。
大抵の人はスパイ活動をしている人と知り合いなわけがないので、2の方法(スパイを知っている人に会って紹介を受ける)を取っていくのだが、メデイア系の人や、警察系の人なら知っている可能性が高いとのことです。
どんな人がスパイに向いている?
本書の中ではスパイに向いているかどうか診断テストがあります。
どんな人が向いているかと言うと、
利己的で無節操、卑怯な人で目的のためならなんでもする策略家
上記の人ならスパイとして活躍できるとのこと、おそらくサイコパスと言われる人も適任です。
拷問された場合、自白しない人はいないらしい
スパイ映画を見ていると、拷問の際に
『こいつなかなか口を割らねえな』
みたいなシーンがあるかと思いますが、あれは空想の話であり、ほぼ間違いなく自白させられるのだとか
よっぽど拷問する側がサボらない限り自白させるためのメソッドは確立されています。
なので、スパイにほとんど情報を持たせないように、スパイ育成段階から個別で教育を行い、他のスパイの人との交流はほぼないとのことです。
まとめ
この本は1982年に発行された本ですが、スパイになりたいなら必読したほうがいいかもしれません。
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