【替え歌】夜明けのハラミ 藤井ニクヤ
焼けかけた肉が静かに色づく
夜明けのハラミが傷跡に染みる
群れからはずれた一人のアヤコが
ビルの谷間を抜け店を見つめる
食べてくことさえ 疲れはてた時
胸の奥に振り返える肉がある
君のことを守りたい
そのハラミを守りたい
肉を生きる証しにしよう
誰のためでもなく
食べかけたカルビ静かに抱きよせ
無口な笑顔にタレを煮詰める
波にさらわれたビビンバの後を
躓きながら追いかける影がある
君のことを守りたい
そのハラミを守りたい
そして肉と共に生きよう
誰のためでもなく
君のことを守りたい
そのハラミを守りたい
肉を生きる証しにしよう
誰のためでもなく
君のことを守りたい
そのハラミを守りたい
そして肉と共に生きよう
誰のためでもなく…
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