大学生へ、第二言語のすすめ
この春から大学生になる皆さん、合格おめでとうございます🌸
大学での授業の取り方に不安を抱えている方も多いのでは?
そんな方々のために、私が大学生活1年間で学んだ、
効率的かつ最速で第二外国語を身に付ける方法を伝授します!
第二外国語の授業の形式
大学によって主に2種類あります。
〇入学時に第二外国語を決め、それによってクラス分け
〇選択科目として言語の授業を取る
多くの大学では希望を出し、抽選によって授業が決定します。
人気の先生や、楽単で有名な授業は倍率が3~4倍になるなんてこともあるので注意!
(私が取った前期の中国語Ⅰ、スペイン語Ⅰも教室からあふれるほど人がいました💦くじ運が大事!!)
どちらの授業形式でも最初の言語選びは4年で卒業できるか、5年生になってしまうか(留年)に関わるほどの問題なのです。
今回は、せっかく受けるからには身に付けたいと思っているそこのあなた!ぜひぜひ最後まで読んでください!!
どの言語がおすすめ?
真剣に学ぶからには興味がある言語を選んだ方がやる気が出ますよね。
ここでは私が大学1年生の間に勉強し始めた言語を紹介していきます。
〇中国語 <你好!ニーハオ>
難易度 易★★☆☆☆難
おすすめ度 低★★★★★高
楽々習得!第二言語界の王道!!
第二言語の人気No.1といえば中国語。
中国、台湾(中華民国)、シンガポールの公用語であり、母語とする人は世界に12億人と、母語話者人口は英語をしのいで世界最多です。第二言語として話せる2億人を合計すると、世界の人口の18%が中国語話者といえるのです!
国際連合の公用語6つ(英語、中国語、スペイン語、フランス語、アラビア語、ロシア語)のうちのひとつにも指定されています。
学習することのメリットは、アジアでのビジネスに強い言語であること。それから、多くの大学にいる中国人留学生と会話をして、留学なしでスピーキングに磨きをかけられること。それから、広い中国を観光するとき、各地の人と自分の言葉で会話できること。
学習のポイントはまず発音です。
最初の4回の授業はずっと発音の練習でした。
中国語には四声と呼ばれる発音するときの音の高低があります。中国語をギブアップしてしまう人の多くは発音につまずきます。
逆に言えば、この四声さえマスターすれば、どんな文でも簡単に声に出して読むことができるようになるのです。
四声をある程度発音できるようになったら短い文章を覚えましょう。
教科書の対話を繰り返し音読するのも良いです。単語はその中からだんだんと覚えていけます。
文法はとても簡単なので授業を受けていれば自然に分かるようになります。大学で習う簡体字は日本語と共通している漢字があるので、ぱっと見でなんとなく意味が分かる単語も多いです。
中国語は日本人にとって英語や他の言語に比べ、言語学習のハードルがかなり低いと言えるでしょう。
〇スペイン語 <Buenos dias!ブエノス ディアス>
難易度 易★★★☆☆難
おすすめ度 低★★★☆☆高
文法ちょいムズ、でも話せたらカッコいい✨
世界で21以上の国と地域の公用語になっている言葉です。
*以下「国と地域」を省略し、全て「国」と表記
母語とする人、第二言語として話す人合計して話者数は6億人弱。
多くの大学で教えられているのはスペインで使われているスペイン語です。
スペインと中南米では方言のような違い(発音や文法)があり、時には意思疎通が難しいこともあるようです。
学習することのメリットは、世界中にスペイン語話者がいること。特にアメリカ~中南米ではかなりメジャーな言語であるため、英語+スペイン語でもう最強ですね!
学習のポイントは文法の理解です。
最初の3回の授業はスペイン語特有の発音の練習でした。
しかし、それ以降は文法の理解が何より大切です。
英語に比べて文法は複雑です。
男性名詞、女性名詞の区別など、慣れない文法が続々と登場して混乱します。
授業で置いて行かれないために、毎回の復習は欠かせません。
中国語と違い、テスト直前の詰込みは不可能なレベルなので、日ごろから文法の理解だけは意識しておきましょう。
単語は英語と似ているものもあるので覚えやすいかもしれません。
日常生活にある単語から少しずつ覚えることが上達への近道です。
〇アラビア語 <!مرحباマルハバ>
難易度 易★★★★★難
おすすめ度 低★☆☆☆☆高
第二外国語としてはかなり難しい!強いやる気と覚悟が必要!!
日本人にはあまりなじみがない言語ですね。
中東やアフリカ大陸北部を中心に27か国の公用語です。
一言にアラビア語といっても、厳密には文語のフスハーと口語のアーンミーヤに分類されるのです。
フスハーはアラビア文字で書かれるもの。アーンミーヤは各地の方言です。
ちなみにイスラームの聖典であるクルアーン(コーラン)はアラビア語で書かれていますが、翻訳は教義上原則禁じられているので、日本語に訳されたものを読んでも、クルアーンを読んだとは言えないのです。
授業ではまずアラビア文字の書き方、音をひとつひとつ学んでいきます。
アラビア語は右から左に書く上に、文字同士がつながっています。
そのため、全28個のアラビア文字ひとつにつき、独立形、語頭形、語中形、語末形となんと4形態も存在するのです!
第一の関門である文字をクリアしたら、次は文法です。
単語は男性、女性によって形をかえ、私達学習者を絶望させます。
発音もアラビア語独特な音が多く、難しいです。
他の言語に比べ、3倍ぐらいの努力が必要です。
(アラビア文字をきれいに書けるようになった時には興奮しました!)
その覚悟がある方はぜひチャレンジしてみてください。
私にとっては激ムズで授業のたびにアタマの中がかき回されるようでした…
〇フランス語 <Bonjour!ボンジュール>
難易度 易★★★★☆難
おすすめ度 低★★★☆☆高
フランスだけじゃない!英語の次に多くの国で話されている!!
29か国で公用語とされ、英語(約80か国)に次ぎ世界で2番目に多くの国で話されている言語。
フランスはもちろん、スイスやベルギーなどのヨーロッパ各国、カナダ東部の地域や旧フランス領の西~中央アフリカ各国などかなり多くの地域で使われています。
国連やEUの公用語のひとつにも選ばれていて、全世界での総話者数は2億人以上とも言われているのです。
フリーアナウンサーの滝川クリステルさんが東京オリンピック招致のプレゼンで使っていたのもフランス語でしたね。
フランス語はアルファベットが使われているかと思いきや、見知らぬ記号が出てきます。初めは混乱するかもしれませんが、ちゃんと規則性があるので安心してください。
こもったような音の発音や、英語と同じ読み方が通用しないなど学び始める時のハードルはやや高めですが、毎日の積み重ねで上達を目指しましょう!
私は独学でフランス語を学習しているのですが、文法をパターン化し、音声を聴きながら例文を覚える方法で勉強しています。
他にもいろいろ!
大学で学べる言語はもちろんこれだけではありません。
例えば・・・
〇韓国語
〇ドイツ語
〇イタリア語
〇ポルトガル語
〇ロシア語
このあたりが第二言語として開講されている科目ですかね。
選ぶポイントはとにかく興味を持てるかどうか。
私はサッカースペインリーグのレアルマドリードが大好きでスペイン語を選びました。そのほかの中国語、フランス語、アラビア語は単に話者数の多さが決め手です。
私の夢は世界一周することなので、英語プラスこの4言語で世界をカバーできる!と思い、今も一生懸命に勉強しています。
(スマホの音声翻訳機能が優秀でも、自分の言葉でコミュニケーションをとりたいのです。)
どんな言語でも学ぶのは楽じゃない。
覚悟と情熱、そして楽しむ心が必要です。
覚えたフレーズを独り言のようにつぶやいてみてください。
だんだんと使えるフレーズが増えていきます。
参考になったかは分かりませんが、大学生活をことばとともに楽しんでもらえたら嬉しいです。
参考:Wikipedia
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