現地採用になるまで

僕は、東京でのサラリーマン生活にさよならを告げてセブ留学をしたあと、現地採用として、働き始めた。

自分が現地採用として働き始める前は、駐在員の待遇が良いから、自分も駐在員案件として、日本から赴任することを目指して、留学して転職活動に臨んだ。

結果として、僕の希望と企業の求める能力がマッチしていないので、なかなか駐在案件を見つけることは難しかった。

【希望していたもの】
1 すぐに東南アジアに赴任できること
2 できれば立ち上げ案件に関わること
3 英語が使える環境にあること

日本の企業で、営業として2年働いただけの経歴では、正直難しかった。わかりきったことではあるけれども、経歴で判断するものだろうということだった。

ただし、現地採用としてであれば、僕のような経歴の人は仕事には困らない。日系企業の求める人、もっと言うのであれば、日本人が日本人に求める仕事ができる人は、あまり東南アジアに来ないことを感じた。

なぜかというと、日本で2年くらいの社会人を経験した僕が、どこの企業を受けてもそれなりに、書類は通るし面接は受かるのだ。

勿論、オファーのレベルはNET1,500〜2,500米ドルくらいだけれども。本当にまともな人がこないから、少しくらいまともそうな人はすぐに採用するのだと肌で感じた。

【いわゆる、第二新卒日本人に日系企業が求めるもの】
1 日本人相手に仕事ができる
2 東南アジアで暮らしていける
3 普通にコミュニケーションがとれる

この3つくらいだと思う、僕は、この条件に普通に当てはまるので、スカイプ面接だけですぐにオファーをもらったりした。

企業の希望もわかるけれど、オファーが安すぎると思う。。。

勿論、企業の懐事情もよくわかるけれど、まともな人が欲しければまともな給料を出さないと、人は集まらないよなーと感じる。

某人材会社の人がいうには、紹介できる仕事はあるけれど、まともな人があまりいないので、紹介できないらしい。

典型的に「楽して働きたいけど、日本社会ではまともに働けない人」が、仕事を求めて人材会社に来るのだけれど、そういう人は日系企業は人材として欲していないということだろう。

【駐在員から現地採用への切り替え】
2ヶ月弱くらい就職活動をしたけれども、自分の希望を満たす求人を見つけることはできなかった。

日本勤務で将来的に駐在として、滞在する可能性のある仕事のオファーをいただくこともあったが、『今、この歳で海外で働く経験をすることが、自分と同じ世代の人材と戦っていくには正解だ』

と思い、現地採用に切り替えて、転職することにしたのだった。正解の道を選ぶのでなく、選んだ道を正解にしていくしかない。

そう前職の社長にもよく言われた。頑張ろうと思う。

※元ブログからの転載
http://123kanuu.fool.jp

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