マガジンのカバー画像

雑誌『メンズノンノ』から読み解く男性の美容に対する意識の変遷

11
運営しているクリエイター

記事一覧

ご挨拶・卒業論文目次

津田塾大学学芸学部国際関係学科を2019年度に卒業予定の小椋美月と申します。 稚拙な文章では…

mzk_12228
4年前
8

はじめに

 2018年、CHANELやTHREEが相次いで男性の使用を想定したメイクアップ用の化粧品を発表した(…

mzk_12228
4年前
4

1 女性に選ばれるための化粧(創刊から1990年)

 1986年から1990年の20〜30代男性にとって、化粧とは「女性にモテるためにやらなければならな…

mzk_12228
4年前
3

2 好感度のための化粧(1991年から1995年)

 1991年から1995年には、まず1990年までと比べて美容記事と広告の数が大きく減っていることが…

mzk_12228
4年前
3

3 なりたい自分になるための化粧(1996年から2000年)

 1997年ごろまでの『メンズノンノ』には、1991年から1995年までと同様に美容特集や美容関連の…

mzk_12228
4年前

4 「普通のこと」となった男性の化粧(2001年から2005年)

 2000年代前半は、ニオイケアに続き様々な化粧が男性に定着した時期である。  2004年2月号89…

mzk_12228
4年前
3

5 化粧に癒しと楽しみを見出す男性(2006年から2010年)

 2007年の『メンズノンノ』でも、広告や美容特集の減少傾向は続いており、全く掲載されていない号が年間半分ほどとなっている。そのような状況の中でも特集されている記事の内容は、「眉」と「スキンケア」だ。2007年5月号316ページ「 自分に似合う『フェイバリット眉作り』を徹底レクチャー! 魁!「男眉」塾!!」では、美容記事が少ないこの年代においても、眉の整え方だけで4ページ使用していることから、読者にとって興味があるトピックであり、男性の化粧にとって重要なパーツであったことは間

6 目的が多様化する化粧(2011年から2015年)

 2011年も、これまでと同じく広告が非常に少ない。掲載されている美容特集や広告は2011年9月…

mzk_12228
4年前
3

7 自由の象徴としてのメイクアップ(2016年から現在)

 2010年台後半になると、化粧に関する記事はさらに増加する。  2017年2月号124ページには「…

mzk_12228
4年前
1

おわりに

 本論文を執筆するにあたり、雑誌『メンズノンノ』を創刊号から33年分を参照し、美容に関する…

mzk_12228
4年前
3

参考文献

阿部恒久、大日向純生、天野正子「男性史3 「男らしさ」の現代史」日本経済評論社、2006年。 …

mzk_12228
4年前
2